生活様式が劇的に変化を遂げている昨今。真の意味での「豊かさ」を求めるため、人々はどのようなお金の動かし方をするのだろうか。その選択肢のひとつが、クレジットカード。新たな時代にふさわしい使い方を、今一度考えてみたい。連載「新しい時代のお金の動かし方」の第6回は、ラグジュアリーカードの会員になると泊まれる、ザ・キャピトルホテル 東急の宿泊ルームが4ランクアップグレードする会員限定優待プランを編集部員が実際に体験した!
240,000円のスイートが60,000円(ともに税サ別)に!
「編集者さんが東急ホテルズさんとの優待プランを体験して記事にするという企画はいかがでしょうか?」
私が編集を務めるラグジュアリーカードとのコラボ企画にて、担当者からこんな打診があった。同社は、7月1日から東急ホテルズとステータスマッチを開始。ラグジュアリーカード会員なら無条件で「コンフォートメンバーズ」上位ゴールド会員に招待される上に、カード会員の限定サービスとしてザ・キャピトルホテル 東急のルームを"4ランクアップグレード"できるという驚きのプランもある。都心のど真ん中ともいえる永田町にある同ホテルは、溜池山王駅・国会議事堂前駅から直結している好立地。隣接する日枝神社の豊な緑を楽しむことができる、いわずもがなのラグジュアリーホテルである。
共働きのため「仕事」と「子育て」に追われ、その上、妻が第2子を出産するため里帰りしており、息子と2人暮らしの真っ最中の私。心身ともに疲弊していただけに、企画の打診があった瞬間に「行きたい……」と心の中でつぶやいていた。もはや移動に費やす時間さえも、もったいない。いまこそ、地方ではなく、都心の広い部屋に泊まり、時間を有効活用しつつ、リフレッシュもしたい。しかも、この企画は宿泊すること自体が「仕事」なのである。
懸念は息子と、二人ということだった。思い切って担当者に尋ねてみると「実際に子育てされているユーザーも多いです。ぜひお願いします」と二つ返事でゴーサインが出た。東急ホテルズ側も、大歓迎とのことだった。
突然訪れたラグジュアリーホテルのスイートルーム宿泊という体験企画。ラグジュアリーカード会員がクラブ デラックス キング(平日¥60,000税サ別、土曜・日曜・祝日¥80,000税サ別)を予約すれば、ガーデン スイート(¥240,000 税サ別)、エグゼクティブ スイート(¥200,000 税サ別)、ワーケーション スイート(¥200,000 税サ別)という3つから選択可能とのこと。私は、窓の外に庭園と山王の杜が広がる5階のガーデン スイートをセレクトしたのだった。正直なところ、いち編集部員の力では、1泊24万円の部屋に泊まることはなかなかハードルが高い……。そう簡単には経験できない貴重な"非日常"が、とても愉しみだ。都心にいながら自然の趣を感じることができる洗練された和モダンな空間は、追われ続けている日々の時間に和らぎをもたらしてくれるはずだ。
27階クラブラウンジでチェックイン
オフィスでの仕事を早めに切り上げ、車で息子をピックして午後4時に目的の地、ザ・キャピトルホテル 東急に到着。駐車場を無料で利用できたこともありがたかったのだが、ホテルに入るなり、さらなる驚くべき出来事が起きた。
フロントでチェックインをしようとしたところ、4ランクアップしている私は"スイートルーム待遇"の27階クラブラウンジ「SaRyoh」に案内されたのだ。国会議事堂や丸ノ内のオフィス街が一望できるビューの中でドリンクを満喫しつつ、その場でチェックインを完了。カクテルタイムとなる17時以降は12歳以下の子供が入れないが、大人だけであればいつでもここに来て好きなお酒と軽食を嗜むことができるとっておきの空間となる(緊急事態宣言下の現在はアルコール提供なし)。
その後、5階のガーデン スイートへ。そこは、まさに超絶なる特別ルームだった。100㎡以上の広々とした空間。窓を開ければ、緑の風景が出迎え、息子と2人で「これは、すごい!!」と声を揃えてしまった……。担当者によると、8・9月のスイート宿泊者限定で「オリジナルエッセンシャルオイル&アロマストーンセット」と「ホテルロゴ入りの木のストロー」がギフトとして贈られるという。
ホテルから徒歩10分に位置する赤坂で夕食をとった後、ふとスマホを見ると、仕事のメールが大量に届いていることが発覚……。そんな状況でも、焦ることはなかった。子供は広々とした部屋の中で遊ばせておいて、そのスキにすべての連絡メールを処理できた。自宅であれば、リビングでPCを広げていると間違いなく絡んでくるため、仕事に集中することはまず難しいのだが、こんなにゆったりとした特別空間だからこそ、目の届く範囲で子供を遊ばせる余裕が生まれたのだった。
ダブルベッドで先に息子が寝静まった後、私はルームドリンクのシャンパンとワインを嗜み、再びPCに向かって編集作業を行った後に午後11時に就寝。今回は子供連れだったため実現できなかったが、次回は、宿泊時に無料で利用できるフィットネスクラブ(プール&ジム)や優待サービスがあるバーも行ってみたい。
翌朝、オールデイダイニング「ORIGAMI」で豪華なブレックファーストを堪能した後、チェックアウトした。その後、子供を保育園へ送り、普段通りにオフィスでこの原稿を執筆している。とにかく、こんなに満足感のある素敵な体験を届けてくれるクレジットカードは、なかなか珍しい。正直なところ「ラグジュアリーカード」という名前を初めて聞いた時は、少なからず私には敷居が高く感じたが、実際に利用してみると違った。このカードが示してくれたラグジュアリーとは、心の豊かさである。お得感満載なさまざまなサービスを通して、なかなか手の届かない稀有なラグジュアリーな体験を、より身近によりお得にしてくれる"わくわく感"をもたらしてくれるのだ。心身ともにリフレッシュした私は、仕事も育児も快調! 無事に出産を終えた妻と赤子を自宅に出迎えたのだった。
LUXURY CARD
2008年米国で創業された富裕層向けクレジットカード。重厚感ある金属製カードを特徴とする。マスターカードが認定した上位クラスのカード「ワールドエリートMastercard®」を採用。24時間365日、グローバルコンシェルジュが対応。ポイント還元率は業界最高水準の1.5%、賞品交換では最大3.3%。「プライオリティ・パス」「ダイニング優待」といった定番のサービスのみならず、「リムジンサービス」「美術館・映画館の無料鑑賞」「会員制カフェ・ラウンジアワー」、経営者向けにカード会員に自社商品を宣伝できる「LCオーナーズコミュニティ」などユニークなサービスを数多く提供している。
ラグジュアリーカード会員の東急ホテルズ優待
ラグジュアリーカード会員なら無条件で「コンフォートメンバーズ」上位ゴールド会員に招待。レジャーから出張等のビジネスまで、幅広く利用できる。ステータスマッチ開始を記念したラグジュアリーカード限定優待プランは2つあり、記事で紹介した「ザ・キャピトルホテル 東急」スイートルーム豪華4ランクアップグレード優待に加え、通常はセット販売していない「羽田 エクセルホテル東急」でボーイング737-800型機を模したフライトシュミレーターを体験後、そのままスーペリアコックピットルームに泊まることができる限定プランがある。