7月、大阪・堂島浜にオープンした「Zentis Osaka」のコンセプトは、「Encounters of a New Kind 感性が、深呼吸する場所」だと言う。英国の世界的インテリアデザイナー、タラ・バーナードが手がけた大阪の新ホテルを訪れた。
「メンタル」「身支度」など、最高の準備を提供
出張に慣れている人でも、いつもと違う場所、いつもと違うホテルに行くとなると、やはり気苦労や不具合が起こったりする。例えば、翌日に大事なプレゼンテーションや打ち合わせが控えているとする。そういった時に、「Zentis Osaka」はとても便利で力強い存在だ。前日入りして、その大きな仕事を乗り越えてほしい。
移動が伴えれば、当然疲れが出てくる。でも、部屋で明日の仕事の準備をしていると眠気が襲ってきたりするものだ。その時は、一階にある宿泊者専用のロビーに足を運びたい。コーヒーなども用意されており、仕事に集中することができる。
準備を終えたら、2階にあるラウンジ、バー、レストラン「UPSTAIRZ」に向かう。こちらは、東京・中目黒のミシュラン1つ星「CRAFTALE」のエグゼクティブシェフ、大土橋真也氏がプロデュースしている。バーも併設しているので、様々な用途に対応してくれるだろう。
朝、起きて持参したスーツに着替えようとしたら、靴が汚れ、パンツの折り目もピッシリしていなくて焦ることも「出張あるある」だと思うのだが、そういう時でも、2階にある「ROOM 001」に行けば、速攻解決できる。(宿泊者専用)
この部屋は、靴磨き(要予約で職人さんが来てくれる)、アイロン、洗濯機などが揃う「身支度の部屋」なのだ。雑誌や書籍などもあり、一度部屋に戻ることもなく、ゆったりとした気分で身支度を整えられる。
ホテルのスタッフが話していた一言がとても印象的だった。
「連泊しても、気疲れ、滞在疲れしないホテルだと思います」と。
確かに重苦しい格式があるわけではないのだが、「抜け感」がとても心地いい場所だ。ベージュや白を基調にしながらも、所々で印象的な「青色」を差す。そのセンスがとても心地いいホテルだった。
パレスホテルは、新ブランド「Zentis」を拡げていくことを予定しているそうだ。今後の展開にも期待したい。
Zentis Osaka
電話:06‐4796‐0111
住所:大阪市北区堂島浜1‐4‐26
客室数:212室(スイートは2室)
料金:ひとり¥19,965~(1名利用時、税サ込)
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