2022年のミラノ・デザイン・ウィークで発表された、バカラとフィリップ・スタルクのコラボレーション20周年記念コレクション。スタルクはこれまでバカラのアイコンである「アルクール」に彼なりの解釈を加え、新たな魅力を幾度も引きだしてきた。今回、そんな彼の興味を引いたのは、「タリランド」だ。
スターデザイナーとつくる、記念すべきコラボレーション
1930年代に誕生した「タリランド」は、「アルクール」のフォルムをベースにしたシリーズ。六面のフラットカットは共通ながら、くびれがつけられた薄い飲み口が個性を主張する。
現在はタンブラーやショットグラスのみの展開となっているが、今回のコラボレーションによってカクテルグラスやシャンパンフルートが登場した。
バカラ職人が完璧に仕上げたフォルムと六角形のフットは、どこか「アルクール」の面影もある。タリランドファンからすれば、待ちに待ったといったところ。言い換えれば、ありそうでなかったとも。これこそ、バカラを知り尽くしたフィリップ・スタルクこそのデザインだ。
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