冷蔵庫やテレビといった大きな家電は、家の面積の多くを占める。だからこそ、選ぶものに妥協があってはいけない。邸宅にふさわしいインテリアとなる家電とは? 今回は建築と一体となるテレビモニターをご紹介。【特集 浪漫のある家】
「使用したいときだけ姿を現す」という新発想のインテリア
壁面のマテリアルに溶けこみ、建築と一体となるテレビ。邸宅に浪漫を詰めこむ人なら、多くがすでに選んでいるのが、ガラスの中にテレビモニターを埋めこんだグラスルーチェだ。
「今は、テレビと同時にPCやスマホなど別のモニターを見ていることも多く、テレビを中心に部屋をレイアウトする必然性がなくなりました。さらにテレビはつけていない時は、実は目に入らなくてもいいもの。ですから普段は建築のマテリアルの一部、使用時だけテレビとして現れてくれるこのプロダクトは画期的でした」
そう語るのは、これまで200棟以上のハイエンドな私邸を建築してきた建築家の黒崎敏氏。
「テレビを置くというよりも、その壁面に窓をつくるという感覚になります。単に映像を見る、ということではなく、好きなデジタルアートを表示して、音楽や香りといった別の要素とともに愉しむこともできる。自分自身の心を写す窓にだってなりうるんです」
また黒崎氏は近年、施主のベッドルームへのこだわりも変化してきていると感じている。
「情報から遮断された空間にしたいと考える傾向があります。スマホを持ちこまないという人も増えています」
ベッドなどの一部に収納できるNEXUS21 TV-LIFTなら普段はテレビを隠しつつ、必要な際は使用できて、このニーズに最適だという。また画面が回転するので、部屋のレイアウトはさらに自由に。どう部屋をつくるか、どう使うか、想像力次第で無限の可能性を秘めた家電(インテリア)だ。
問い合わせ
hanamura/hanamura 東京ショールーム TEL:03-3344-8438