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2022.06.23

石原慎太郎が愛したヨット「コンテッサ13世」がGOETHE STOREにて販売中!

2022年2月4日、享年89歳にて永眠した石原慎太郎氏。文壇人、政界人として名を馳せた石原慎太郎氏が生涯愛したものが海とヨットだった。日本のヨットレース史を切り拓き、外洋レースを走り抜けた正真正銘のセーラー。そんな石原慎太郎氏の最後の愛艇「CONTESSA XIII(コンテッサ13世)」をゲーテ公式ストア限定で特別販売する。ヨット界を牽引し、最後まで多くのセーラーに親しまれたコンテッサ。石原慎太郎氏の形見としてこのヘリテイジを届けたい。

石原慎太郎が愛した「CONTESSA XIII」

“伯爵夫人”のような海の相棒

ある晩秋の夕方、夕靄(ゆうがすみ)の兆す神奈川県・葉山の静かな入江。まだ10代だった石原兄弟の目の前を、一艘のヨットが引き波もたてずに優雅に滑っていった。いつもオーニングに覆われて仕舞われていたため、なかなかその姿態を目にすることができなかったふたりにとっては、初めて目にした幻の細長くて美しいヨットだった。この時、兄の慎太郎氏は「まるで館を出て姿を現した貴夫人が白馬に乗り、横鞍のまま自在に走る姿」を連想。弟の裕次郎氏は「畜生、いいなあ、まさに伯爵夫人だよなあ! 」と言った。やがて兄弟が乗りこなす”彼女”に「コンテッサ(伯爵夫人)」と名付けられた由縁だ。

40フィートのベネトウ・ファースト

コンテッサ13世と名付けられた40フィートのベネトウ・ファースト。ベネトウは1884年に船大工のベンジャミン・ベネトウによってフランスで創業された。

それから数年後、兄弟はオーシャン・レースに出走するために21フィートのヨットを手に入れた。しかし慎太郎氏が初めて挑んだレースでは、案外いい位置でフィニッシュできたと手応えがあったのに、到着してみるとすでに先行艇がゴールにひしめいていた。自分たちの船よりふた回り大きな船のギャレーで、夜食のためのビーフシチューがぐつぐつ煮込まれているのを見て、やはり船は大きく贅沢でなければならないと悟らされたという。

船大工のベンジャミン・ベネトウによってフランスで創業

コンテッサ13世のキャビン。2009年に国内登録されただけあって、石原慎太郎氏が使用していた当時の雰囲気がそのままのかたちで残されている。

その後「コンテッサ」は36フィートの2世、41フィートの6世、40フィートの10世といった代を経て、最後の40フィートの13世へと続いていった。例えばコンテッサ2世は慎太郎氏が日本人として初めて外国での外洋レースを走った一艘だ。また、天候が激変し遭難者も出たレースでは、トップを走っていたものの苦渋の判断でリタイア。そこから艇長としてクルーからの信頼を得られるようになったと実感したそうだ。そんな風に、船ひとつひとつに思い出があり、船ごとに愛着がある。

世界最大級のビルダー

奇しくも石原慎太郎氏の最後の愛艇となったコンテッサ13世。国内最高峰の外洋ヨットレースにも参戦した。

子供の頃に父親の転勤で湘南の逗子に引っ越してきた慎太郎氏は、湘南のおだやかで優しく、豊饒(ほうじょう)な海に惹かれていった。高校生になると、サラリーマンの子には不相応だと知りつつ子煩悩な父親に無理を言って小さなA級ディンギー(歴史的小型レース艇)を買ってもらい、波と風の味わいというものを知った。「人間は誰しも、その人生を彩る背景をそれぞれもっているものだ」と慎太郎氏は言う。続けて「私の場合には、それはまぎれもなく海だ」とも。著書『オンリー・イエスタディ』では「自然は多くの顔を持ち、さまざまに人々の心を捉えてくれるが、私にとっての海はその最たるものだった。それを満喫し自らの存在を蘇生再生させるためにヨットで海を行くことに勝るものはありはしない」とさえ言い切った。

その彼が最後に愛した貴婦人、コンテッサ13世。優雅なその姿を見て、10代の慎太郎氏のように、胸を焦がすような何かを感じたら、手に入れてはどうだろうか。

 

「CONTESSA XIII」ゲーテ公式ECサイト<GOETHE STORE>にて限定販売

2009年に国内新造進水登録。レースにもクルージングにも最適で、同型艇は世界中の洋上で活躍している。船齢からして使用感はあるものの、陸上保管のため内外装、機関はともに良好。

CONTESSA XIII

¥50,000,000

ベネトウ・ファースト 40
全長:10.86m
全幅:3.87m
全深:1.73m
艇体質量:7.9t
エンジン:ヤンマー製
最高出力:36.3ps
定員:12名
航行区域:沿海海域

※金額は車両本体価格のみ。法定費用、保管費用は別途。
GOETHE STOREではお申込みのみとなります。

 

Shintaro Ishihara

Shintaro Ishihara
1932年生まれ。一橋大学に在学中の’55年、『太陽の季節』で第1回文學界新人賞を、翌年芥川賞を受賞。’68年の参議院選挙に当選し政界入り。4年後衆議院に転じる。’99年には東京都知事に就任、4期務める。2022年2月4日、享年89歳にて永眠。

TEXT=籠島康弘

PHOTOGRAPH=操上和美

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