数値化は課題を明らかにし、問題解決に向けての最善の一手を投じるための最強のツール。それは、ビジネスだけではなく私生活においても同様だ。トレーニング、睡眠、SEX……。身の回りのあらゆる物事を数値化して、パフォーマンスを爆上げせよ!
ビジネスの最前線で戦い続ける男たちは皆、自分の肉体を常に磨いている。パワフルに人生を謳歌するためにもトレーニングを数値化し、そのデータを活用すべし!
ペダリング
理想の走りを追求するためのペダル型パワーメーター
効率のよいペダリングを追求するためのツールが、ペダルを踏みこむ力を計測するパワーメーター。現在の主流はクランク内蔵型のものだが、この「Rally RS200」はペダル型。バイクが変わった時のつけ替えの手間が少ないうえに、左右それぞれのパワーを計測でき、ペダルのどの部分を踏みこんでいるかもデータ化してくれる。走りを分析し、よりよいフォームを実現するための必須ツールだ。
パッティング
スイングを丸裸にしてパッティング技術向上!
「CAPTO」は、ゴルフクラブのシャフトに装着するパッティング解析センサー。その重さは、たったの47g。スイングの邪魔をせずに秒間400回のセンシングで、パッティングのさまざまな動きを詳細に計測する。インパクト時のフェースの向きやボールの打ちだし角度など、16項目にも及ぶ解析結果をアプリを介して一覧表示。グラフや数値を見ながらスイングを調整することによって、ゴルフ技術の向上を目指そう。なお、使用して2年目以降のサポート&ソフト更新には、300$が必要となる。
ランニングフォーム
フォームの分析が美しい走りを生む
ランニングパンツにセンサーを装着して、フォームを計測。独自のアルゴリズムにより6つの観点から走る姿勢をスコア化し、G-SHOCKで確認ができる。連携したアプリでは、走りの特徴やフォームのよし悪し、ペースの分析結果などがわかり、パーソナライズした練習メニューも提示。スマホやG-SHOCKのGPS機能とも連携しているので、走った距離やコース、時間の記録などトレーニングメニューの管理にも使いたい。
着地
コーチングもしてくれるセンサー内蔵のスニーカー
ランニングに適した専用シューズ「SHIBUYA」と、インソールの下にセットされた小型軽量の6軸モーションセンサー「ORPHE CORE」が歩行やランニングを計測。ストライドの幅や高さ、着地時の足の位置・衝撃、接地時間やピッチのデータを、アプリからリアルタイムで確認できるのに加え、「ピッチが低い」「左右差が大きい」など音声でコーチングする機能もついている。また、ソール側面のLEDは着地に応じて色が変化。ランニング中の着地を光によってフィードバックすることで、フォームの改善をサポートしてくれる。
根性
真のビジネスパーソンは苦しい時こそ力を発揮する
細かなデータをもとに戦略やトレーニングを組み立てる一流のアスリートたち。とはいえ、最後の勝敗を分けるのは強いメンタルであることも否めない。それを熟知している現役アスリート、本田圭佑氏が開発に参加して誕生したのが、ウェアラブルデバイス「Knows」だ。走行距離やスピード、心拍数なども計測可能だが、ユニークな特徴は「根性」を数値化できるということ。「苦しい時にどれだけ頑張ったか」を根性の指標と捉え、心拍数が高い状態の時のスプリントの回数を数値化することで、根性のパラメーターとしている。
Edit=西原幸平(EATer)