AND MORE

2021.10.19

いつかは泊まりたい夢の宇宙ホテル3選

地球上のラグジュアリーホテルは行き尽くした……。そんなあなたにお薦めするのは、ずばり宇宙ホテル。幼き頃に映画でみた世界が今、現実のものとなろうとしているのだ。壮大さは桁外れ、金額も桁外れ。6つ星ホテルも霞む真のラグジュアリー空間を体感しに出かけてみては? ゲーテ11月号は、宇宙の最新事情を網羅した完全保存版!

宇宙ホテル01:人類初の高級宇宙ホテル
Voyager Station by Orbital Assembly Corporation

Voyager Station

写真提供:Orbital Assembly Corporation

2027年の宿泊開始を目指す人類初のラグジュアリー宇宙ホテルが「ボイジャーステーション」。回転式のステーションに24基のモジュール(20×12m)を配置。最大400名が宿泊でき、居住空間には遠心力で人工重力を発生させ、地上の6分の1の微重力を体験できる。スイートルームは3泊で約5億円~。ヴィラなら長期滞在も、別荘としての購入も可能。レストランやバー、ジムも併設される。

運営するオービタルアッセンブリー社の親会社であるゲートウェイ財団は、大型商業宇宙ステーションを計画している。

ボイジャーステーションの実現は、人類が宇宙に住むための壮大な計画のモデルとなるはずだ。詳細はこちら

 

宇宙ホテル02:モジュール契約でホテルにも! 火星まで飛ばせる居住棟
LIFE Habitat by Sierra Nevada Corporation

©Sierra Nevada Corporation

「Large Integrated Flexible Environment」、略して「LIFE」はNASAとの契約により、宇宙探査居住空間として実験的に打ち上げ予定の居住モジュール。布製で、打ち上げ後に宇宙で膨らむ構造だ。モジュールは3階建てで、レンタル契約を結べばホテル利用や長期滞在のほか、宇宙での実験や製造、撮影にも使える。運営するのはシエラネバダコーポレーション。

低軌道だけでなく、将来は月や火星表面でも応用可能。実物大の模型が完成しており、居住性や野菜栽培などを実験中。同社の再利用可能な宇宙船「ドリームチェイサー」で打ち上げ予定。詳細はこちら

 

宇宙ホテル03:ISSのベテランが手がける宇宙滞在の新モジュール
Axiom by Axiom Space

写真提供:Axiom Space

ISSの引退に伴い、新たに民間資本の宇宙ステーションを建造、運営予定のアクシオムスペース社は、3年以内にISSにドッキングする居住棟を打ち上げる予定だ。居住棟はホテルとして機能し、内装はフィリップ・スタルクがデザイン。パノラマ窓つきで、クリーム色のパデッド壁やLED照明など、高級感溢れるつくりになっている。宿泊料は1名あたり10日間で約55億円。

同社は元NASAのISS責任者をはじめ、航空宇宙業界のベテランが指揮をとる。モジュールのドッキングは2024年の予定。なお、宇宙滞在には15週間の地上訓練が条件だ。詳細はこちら

TEXT=稲石千奈美

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2025年1月号

シャンパーニュの魔力

最新号を見る

定期購読はこちら

バックナンバー一覧

MAGAZINE 最新号

2025年1月号

シャンパーニュの魔力

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ1月号』が2024年11月25日に発売となる。今回の特集は“シャンパーニュの魔力”。日本とシャンパーニュの親和性の高さの理由に迫る。表紙は三代目 J SOUL BROTHERS。メンバー同士がお互いを撮り下ろした、貴重なビジュアルカットは必見だ。

最新号を購入する

電子版も発売中!

バックナンバー一覧

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる