HEALTH

2022.07.04

トップビジネスマンたちが熱狂するスパルタンレースに参戦!

2022年5月28日、千葉にある東京ドイツ村で開催された障害物レース「スパルタンレース」に、「ゲーテ」前編集長の二本柳陵介が2度目の参戦。参加者は約5000人。この日は今年一番の暑さを計測するなど、灼熱の太陽を一身に浴びての過酷なレースとなった。

ランドローバーがスパルタンレースのスペシャルゾーンをサポート!

世界40ヵ国、年間170レース以上が開催されている「スパルタンレース」は、世界最高峰の障害物レースで、日本では2017年に初開催された。カテゴリーは距離と障害物の数によって分けられている「スプリント」「スーパー」「ビースト」とあるなかで、わたしは10キロ25障害の「スーパー」をセレクト。前回の湯沢では5キロ20障害の「スプリント」で完走したので、ステップアップというわけだ(前回、5キロでも、かなりしんどかったのだが)。

チケットは数量限定で発売されているスペシャルゾーンを予約した。ランドローバー社が運営する4人30,000円のチケット。これには、専用の駐車スペース、更衣室、ランチやドリンク券、専用DJエリアなどが付帯されている。何より便利なのが、選手のエントリー受付もここで行ってくれるので、一般エントリー受付に並ぶ必要がない。事務手続きがスムーズでとても助かった。

ウォーミングアップを兼ねて、キッズスパルタンの会場まで走り、キッズを応援しながらジョギングをして、その後、急な坂道をゆっくり走りながら、一度心拍を上げ、脚に刺激を入れた。スタート時間が近づくと、ポカリスエットのアイススラリーを2つほどいただいて、少し体と首筋を冷やしてからスタートブースに向かった。

スタート前は、MCが盛り上げて、参加者は「アイム、スパルタン!」と叫び、テンションを上げていく。号砲とともに、スタート直後の坂道を駆け上がる。ここでモタモタしていると、障害物の前で並んでしまいタイムロスになるのでなるべく前のほうのスペースを確保し、突き進む。やがて、いくつもの障害が出てきて、それをクリアしつつ、その合間に山道を走っていく。何度も書くが、この日は本当に暑くて、発汗が止まらない。ところどころのエイドで提供される「のむシリカ」や「ポカリスエット」が本当に有難かった。

スぺシャルゾーンの入口。受付、着替え、軽食、ドリンクのサービスが提供された。DJブースもあり!

ムキムキの筋肉質ではない私にとって、苦手な種目ははっきりしている。パワー系の種目が明らかに苦手なのだ。例えば、Hercules Hoistという種目。ロープについている重い重りを持ち上げて、8mくらい上方にある鈴に重りをぶつければクリアなのだが……、ビクともしない。30㎝ほど上げて、即撤退。このままやっていたら、腰が崩壊する。クリアできないと障害物の横にあるスペースがあり、審判員の監視のもと、バーピージャンプ30回。これがなかなか苦しく、悔しいのだ。その他には有刺鉄線を匍匐前進で進んだり、めちゃくちゃ重いバケツを運んだり、感覚が不均等な雲梯など、様々な障害物が用意されている。

最終的に25障害のうち、20障害はクリアしたのだが、5つほど失敗。つまり、バーピージャンプを150回ほど行った計算になる。この日のドイツ村は貸し切りではなく、一般の家族連れも多数。ほんわかな空気が流れるなか、最後はふらふらになりながら、最終障害であるFire Jumpに向かう。熱い火を飛び越えるとその先にはカメラマンが待っているので、最後くらいかっこよく決めようと思ったら、着地とともに脚がつるという……。観客の方に「あららー」と言われる、かっこ悪いゴールだった。だが、年代別142人中4位、男性部門1443人中91位と、なかなかの好結果。

スパルタンは、山を効率的に走るトレイル能力、重いものを持ち上げるパワー、全身をしなやかに動かせる柔軟性、そして、疲れているなかで冷静に障害を分析する頭脳など、あらゆる能力をまんべんなく装備している必要がある。また、今回感じたのは「力を抜く」必要性だった。明らかに苦手な種目でも、力任せではなく、脱力して猿のように軽快に挑んでみたら、クリアできた種目もあった。人間が持っている本能を研ぎ澄まし、障害に挑むこの感覚は、癖になる。次回の開催は9月17日の湯沢。次は20キロ30障害物のエリートに挑戦したい。

SPARTANについて詳しくはこちら

次回は9月17日に「ガーラ湯沢スキー場」で開催予定。
場所:新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢字茅平1039-2

TEXT=二本柳陵介

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