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2022.01.22

【堀江貴文】「シミとたるみはメンテナンス感覚で、定期的にやっつける」──連載「金を使うならカラダに使え!」Vol.3

カラダは究極の資本であり、投資先である。そう断言する堀江貴文氏が、最先端の医療と美容情報を惜しげもなく伝授する本連載。第3回のキーワードは「ハイフ・シミ取り」。ともに、肌の3大老化現象を改善する美容医療であり、特にハイフは、肌の内部に熱損傷を起こし、たるんだ筋肉を引き締める治療法として注目を集めている。今回は、堀江氏がプライベートで通う五本木クリニックの桑満おさむ先生に話をうかがった。

シワはマイナス要因ではないが、シミは人に汚い印象を与える

堀江貴文(以下堀江) 今日は男が比較的入りやすい、泌尿器科と美容診療部門を併設した五本木クリニックの桑満おさむ先生にお話をうかがいます。先生のクリニックでは幅広くメンズヘルスの治療とケアを行っていますが、その中でも経営者が積極的に受けるべきだと思うのがHIFU(ハイフ)とシミ取りです。

桑満おさむ(以下桑満) 堀江さんのすごいなーと思うところは、男性の大半が隠したがる美容医療の施術を受けていることもバンバン話していること。以前、講演会の前にうちでシミを取って、講演中にその話を臆さずにしたと聞いて驚きました。

堀江 そうですか?(笑)

桑満 クリニックも増え、コマーシャルの影響もあり、男性が美容医療をしてもいいという風潮はあるものの、まだまだ隠したがる人が多いですよ。

堀江 最初に先生のところに行ったきっかけは、シミが気になっていた時に友人に紹介されたから。僕ぐらいの年齢だとシワはそんなにマイナス要因ではなく、むしろプラスに働くこともある。でもシミは絶対によくない。汚い印象を与えてしまうと思うんです。

桑満 おっしゃるとおり。しかも紫外線を浴びると、シミは大きくなってどんどん目立ってくる。経営者やビジネスマンは、お会いする相手にいい印象を与えたほうがいいでしょう?

堀江 定期的にクリニックに行ってレーザーで取ってもらえば、それほど面倒でも難しいことでもないですよね。

桑満 よく痛みは? と聞かれるけど、パチンパチンと感じるぐらいで、痛みもほとんどありません。僕個人が受ける印象だけど、顔がシミだらけでたるんでいる経営者って、どこか弱々しく見える。やはりマイナスのイメージ以外、ないんですよね。

堀江 肌の3大老化現象といえば、シミ、シワ、たるみと言われますが、ハイフはたるみを改善する治療法として知られています。元々、僕自身はたるんでいる自意識はなかったんですが、別の美容クリニックで3点セットになった治療を受けた際にハイフがついていて、そこで初体験しました。そのハイフの仕組みを、今一度先生にうかがいたいなと思っています。

桑満 ハイフは超音波を1点に集束させ(高密度焦点式超音波)、肌表面を傷つけることなく、肌の内部だけに熱損傷を起こさせて、たるんだ筋肉を再活性させ、コラーゲンの生成を促します。

堀江 いわゆる虫眼鏡で光を集めて紙を燃やすという、あの原理ですね。

桑満 そうです。それを光でなく、超音波で行う。実際は音のエネルギーを熱に変えるんですけどね。筋肉も筋膜も主成分はタンパク質だから、筋膜が60度以上に熱せられると皮膚組織内で凝固作用が起きるんです。熱によって筋膜がキュッと縮まる。それがハイフによる速効性の効果です。施術時、肌が少し熱くなるとか、チクチクすると感じる方が多いようです。

堀江 個人差はあるものの、多少の刺激はあるんですね。

桑満 はい。さらにタンパク質が熱で壊れると、そこを再生するためにコラーゲンが作られて皮膚そのものが新しくなるというのが遅効性の効果。だから超音波を出すカートリッジは何種類かあって、うちのクリニックでは主に筋膜に届く4.5㎜と真皮の深い部分に届く3㎜、真皮の浅い部分に届く2㎜という3種類で3層に照射しています。

堀江 なるほど。

桑満 肌は表皮、その下に真皮、さらに包まれた筋肉があり、4.5㎜は筋膜に当たる深さなんです。そこがキュッと締まることで皮膚の深い部分からたるみの改善につながるんです。一番浅い2㎜は肌表面の引き締めにつながります。いくら表面だけを引き締めても、そもそもの土台が緩んでいては話にならない。道路工事の時、アスファルトを敷くだけでなく、地盤もしっかり固めるのと一緒です。

堀江 僕も、その理論に納得できます。刺激を与えない限り、表情筋は活性化しませんから。最近気になっているのは、お金がかからないからと、セルフでハイフをやっている子がいて、あれはまずいなと。

桑満 ハイフの技術のひとつがカートリッジの当て方で、いかに正しい深さに照射できるかなんです。肌に強く押し当ててしまうと照射が深くなってしまうし、肌から浮かせてしまうと、肌表面に熱がきて危険です。

堀江 ハイフとかレーザー脱毛こそ、医師がいる信頼できるクリニックでやったほうがいいと思います。僕の周りにいる40代後半になってもきれいな女性は、かなりの率でハイフをやっている。プチ整形よりハードルが低く、毎日のスキンケアと同じ感覚でやっているようです。

桑満 堀江さんも半年間隔ぐらいでハイフを受けていますね。

堀江 はい。シミとたるみはメンテナンス感覚で、定期的にやっつけたいと思っています。やはり男とはいえ、周りからの反応も嬉しいですしね。

桑満 ハイフは肌質や症状によって個人差があるけれど、だいたい3〜6ヵ月に一度は受けることをお薦めしています。肌表面に赤みが出る方もいますが、クリニックを出る頃には引いている方がほとんどだし、治療直後に顔も洗える。だから仕事の合間に受けにくる方も多いです。

堀江 やはり僕ぐらいの年齢から、小さいけど気になるシミは取ったり、ハイフをしておけば、肌老化への有効的な予防になる。男ってそもそも肌に無頓着。思った以上に肌はたるんでいるものだし、自分の老化に気づいていない男性は多いと思いますよ。

桑満 確かに。経営者や堀江さんのように表に立つ立場の方は、定期的なメンテナンスで若々しさやエネルギッシュな外見を保つことが必要だと思います。
<シミ取り・ハイフの診療について>
シミ取りは1cm²¥22,000(QスイッチYAGを使用する場合)。ハイフは2.0mm/3.0mm/4.5mmの全顔3層(目元2.0mmと顎下3.0mm+4.5mm含む)で¥180,000。ほかに診察費用が別途かかります。ハイフは全顔3層を同日に照射する場合は、3~6カ月に1回のペースでの通院を推奨。

<副作用・リスクについて>
シミ取り/炎症性色素沈着の他に、色素脱失・瘢痕・脱毛などが起こることがあります。治療効果や副作用には個人差がございます。
色素沈着:レーザー照射による炎症性の色素沈着は一時的なもので、通常3~6カ月で治まります。
色素脱失:限界を超える回数で治療を行うと、色素が抜けすぎて周りの皮膚より白くなってしまうことがあります。
瘢痕:強い出力で繰り返し照射することで、まれに瘢痕化することがあります。
脱毛:シミが眉毛やもみあげと重なっている場合、レーザー照射により脱毛が生じることがあります。

ハイフ/持病の治療で血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は内出血や腫れのリスクが高まります。ペースメーカーや金属プレートなどを体内に埋め込んでいる方、治療部位に感染症や重度の皮膚疾患がある方は施術できません。ごくまれに、治療後赤みがなかなかひかない、水疱ができたなどの皮膚の異常、やけど跡が一時的にしみのように色素沈着する、超音波の熱を皮膚や皮下組織に加える治療のためやけどを起こすことがあります。その場合は適切な治療を行うことで改善します。

※詳細はクリニックHPをご確認いただくか、直接お尋ねください。

五本木クリニック
泌尿器科・内科、美容皮膚科・美容外科を併設し、男性でも気軽に訪れることができる。美容皮膚科・美容外科は完全予約制。

住所:東京都目黒区中央町2丁目18-14
TEL:03-5721-7015(美容診療)
診療時間:10:00〜18:30
休診日:日曜、祝日

※この連載で紹介する医療は、研究中の医学に基づいて自由診療で行われており、現在も検証や臨床試験が続いています。

Osamu Kuwamitsu
1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大学病院泌尿器科に勤務。’97年「日本一の町医者」を目指し、五本木クリニックを開業。泌尿器科と美容診療部門を併設し、幅広くメンズヘルスの治療とケアに取り組む。

Takafumi Horie
1972年福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジン開発や、アプリのプロデュース、会員制オンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」運営など、さまざまな分野で活動する。予防医療普及協会理事として予防医療の啓蒙も行う。

Illustration=細山田 曜

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堀江貴文の金を使うならカラダに使え!

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COMPOSITION=今井 恵

PHOTOGRAPH=鈴木拓也

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