HEALTH

2020.12.20

お尻×股関節はセットで鍛えて下半身を強く保つ【動画レッスン】

長時間のハードワークに耐えるスタミナや持久力、難題にも即座に立ち向かうガッツや反射神経など、仕事で闘う"ビジネス・アスリート"には、スポーツアスリートのそれにも共通する心身のスキルが求められる。自宅にいながら短い時間で道具も使わず、効果の高いエクササイズを、メジャーリーガーをはじめとする世界レベルのアスリートのみならず、著名な経営者や多くのビジネスパーソンが慕う人気トレーナー、吉田輝幸さんに教わる。【吉田輝幸の目指せ! ビジネスアスリート28】

股関節の可動域を広げ大臀筋をガツンと刺激する

人間の身体の筋肉量は、20代半ばくらいでピークを迎えると、その後は加齢とともに減っていき、60歳では上肢でピーク時の約10〜20%、下肢で20〜40%減少するとされている。その落ち込みを抑え、むしろ年齢問わず筋肉の量もパワーもアップできるのが筋トレだ。その際お尻の筋肉は、股関節と合わせて鍛えることが不可欠だと吉田さん。

「歩く、走る、脚を前後左右に動かすといったさまざまな動作において、お尻の筋肉は股関節と連動しながら動くからです。筋肉は使わないと硬くなり、劣化したゴムのように切れたり裂けたりしやすくなりますが、股関節も、使わずにいると可動域が狭くなり、腰痛や膝痛のもとになります。でも、トレーニングで鍛えれば筋肉は新品のチューブのようなハリと弾力を取り戻し、こわばった股関節の柔軟性も回復します」

今回行うブルガリアンスクワットは、脚を前後に大きく前後に開くことで股関節の可動域が広がるとともに、大臀筋などお尻の筋肉、さらに太もも裏の筋肉であるハムストリングスも強化できる。また、片脚だけに負荷がかかるため、重いウエイトを持つ必要がない。

「ステイホームで手軽に行えて、それでいて強度の高いおすすめのトレーニングです。お尻は身体の後ろ側にあるため、腹筋や胸板に比べてつい軽視しがちで、意識して鍛える必要があります。軸脚側のお尻にしっかりと刺激が入るのを感じながら行ってください」(吉田さん)

▼ブルガリアンスクワット

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幻冬舎
1300円(税別)

Teruyuki Yoshida
パフォーマンス、スペシャリスト。トレーナー歴25年で数多くのトップアスリート指導からヒントを得て最短で最大の効果を出せる「コアパフォーマンス®︎」を考案し、数多くのトップアスリートやアーティスト、ビジネスパーソンのトレーニング指導をおこなっている。

TEXT=野田まゆ

PHOTOGRAPH=鈴木規仁

COOPERATION=LDH SPORTS

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