ゴルフ歴1年でなんと70台に突入した大塚友広さんのゴルフ論を紹介した書籍「スモールスイング・レボリューション 新装版 ゴルフ歴1年で70台に突入できる30cmトレ」。そのメソッドの一部をまとめて振り返る。
100切り前後で悩んでいるゴルファーがすべき練習法
すべてのショットは、10ヤード、20ヤードのショットの延長線上にあります。
小さな力を大きな力に応用することはできますが、反対に大きな力を小さな力に応用させることは難しい。小さな力のトレーニングを徹底して行うことが、その後の大きなスイング、距離のあるショットの正確性に直結する。この原理に気付いた私は、10〜30ヤードのショットを練習し続けました。
物理的に、100ヤード以内にスコアの大半が集中しているのがゴルフです。であれば、短い距離の練習を行えば、最も手っ取り早くスコアアップすることが可能になるとも考えました。
100切り前後で悩んでいるゴルファーは、一度すべてを捨てて、3カ月間は30ヤード以内のトレーニングに集中してみてはどうでしょうか。スイング自体もそうですが、とくにインパクトが良質なものに変わるはずです。
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インパクト率が格段に向上する簡単練習法とは
練習で決定的に大切なことだとわかったのは、どのようなライからでも方向性の安定したボールを打ち出すための「ダウンブロー」でした。
クラブヘッドをボールに対してきちんと上から入れることで、さまざまなライの状態に負けないゴルフのインパクトを習得する必要がありました。質の高いダウンブローの習得は、どんなライからでも安定した方向に打ち出す技術をもたらすことになる。ライの悪い場所からの練習で、自然とそう学んだのです。
ゴルフを始めてから4ヵ月ほどの間、ダウンブローという言葉さえも知らなかった私ですが、伝説の練習場で芝の上から練習を行うことで、ライというゴルフにおける究極の課題と向き合い、改めてダウンブローの本当の重要性に気がつくことになったのです。
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安定したショットを作るコツ! スイングのスタート位置を変えること
ドライバーのみならず、アイアンショット、アプローチショット、パッティングなど、すべてにおいてスタートにはポイントがあることにも気がつきました。
アドレスからテイクバックに向かうポイントをスイングのスタートとすると、遠心力に逆らってしまうことが多く、スイングがスムーズに行えません。ですので、アドレスの状態をスタートにするのではなく、テイクバックの頂点をスイングのスタートと定義することで、より安定したショットが生まれるようになるのです。
これは、ドライバーからパターまですべてに共通している内容で、遠心力に逆らわずにスムーズにボールに力を加えるために発見した考え方です。
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パターは「インパクト後の10センチ」
70台に入ってから、とても重要になってくるのがパターです。
「ドライバー・イズ・ショー、パット・イズ・マネー」という有名な言葉がありますが、やはりスコアを決めるのはパットです。70台以降のゴルフはパットでしか差がつかないといっても過言ではありません。
そして、ドライバーショット同様、パッティングにおいて最も重要なことは、「インパクト後の10センチ」にポイントを置くことです。インパクト後を整えることで、パッティングは飛躍的に向上します。
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Tomohiro Otsuka
群馬県富岡市生まれ。独学でゴルフ理論を構築し、1年でベストスコア70台前半に到達する。オンラインゴルフコーチング「Natural Works Golf」も主宰。著書に『マンガで身につく! 普通のビジネスマンがゴルフ歴たった1年でスコア70台を出したメソッド。』『新装版 ゴルフはインパクトの前後30cm』『新装版 スモールスイング・レボリューション ゴルフ歴1年で70台に突入できる30cmトレ』がある。