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GOLF

2020.11.30

100切り前後で悩んでいるゴルファーがすべき練習法【スモールスイング・レボリューション5】

ゴルフ歴1年で70台に突入した大塚友広さんのゴルフ論とは。短期連載「スモールスイング・レボリューション」5回目。

スモールスイング

10〜30ヤードのショットを“やり抜く”勇気があるかどうか

すべてのショットは、10ヤード、20ヤードのショットの延長線上にあります。

小さな力を大きな力に応用することはできますが、反対に大きな力を小さな力に応用させることは難しい。小さな力のトレーニングを徹底して行うことが、その後の大きなスイング、距離のあるショットの正確性に直結する。この原理に気付いた私は、10〜30ヤードのショットを練習し続けました。

物理的に、100ヤード以内にスコアの大半が集中しているのがゴルフです。であれば、短い距離の練習を行えば、最も手っ取り早くスコアアップすることが可能になるとも考えました。

100切り前後で悩んでいるゴルファーは、一度すべてを捨てて、3カ月間は30ヤード以内のトレーニングに集中してみてはどうでしょうか。スイング自体もそうですが、とくにインパクトが良質なものに変わるはずです。

実際のトレーニングでのコツは、距離を意識しすぎないことです。30ヤード以内であれば、葉っぱや線、練習場に置かれているネットなど目印を定め、ランダムに打ち続けるのです。

10ヤードはこのくらいのテイクバック幅、20ヤードはこのくらいのテイクバックで、といった練習をしている方もいますが、実はあまり実戦的ではありません。コースは、グリーンの硬さなどすべてが違います。まして、10ヤードぴったり、20ヤードぴったりを狙うタイミングはほとんど皆無でしょう。スイングの振り幅を基に距離を決めていく打ち方は、コースで自分の想定していた距離よりオーバーしたり、ショートしたりしてしまった場合、混乱が生じ、その後のプレーで自分の距離がよりわからなくなるというデメリットもあります。とくにアマチュアゴルファーは練習で振り幅をいくら練習しても、コースでの安定度は低いものです。

それよりも30ヤード以内で落とす目印を決めたら、そこに落ちるまで打ち続けることです。目印に打つことができたら、別の目印に変更し、またひたすら打ち続けることです。

こうした練習を繰り返すことで、30ヤード以内の距離に対する柔軟性が増してきます。また、常に一発勝負のコースでのゴルフにおいて、狙ったところに打つことができる確率も高くなります。その確率を少しでも上げるためにも、3カ月間、我慢して30ヤード以内だけの練習を繰り返してみてください。

この一点突破クラブの習得と、30ヤード以内の徹底した練習、すなわちスモールスイングの徹底的な習得と練習が、今まで100切りのできなかった自分のゴルフを大きく変え、今までやってきたインパクトを中心としたトレーニングを一気にブレイクスルーさせることになりました。

ゴルフを始めて半年が経った頃、ついに初めてスコア100を切ることができたのです。

そのラウンドは「91」で回ることができました。そして、その次のラウンドでは、一気に10打も縮め、「81」のスコアで回ることができたのです。

振り返ると、これはインパクトを中心とした自分のスイングづくりを信じてやり続けたこと、その次にドライバーを徹底して練習したこと。そしてなによりも、今までの練習をすべてつなげてくれる接着剤のような役割を果たしてくれたスモールスイングの習得が、100を切ったのちに一気に80台前半までスコアを引き上げてくれたのだと思います。

ゴルフでは、大は小を兼ねない。しかし、小は大を兼ねる。

スモールスイングの本質は、インパクトにありました。小さなスイングでのインパクトが、実はゴルフにおいては最も難しいということに、徹底した練習の末に気付いたのです。

大きなスイングだけを練習していては小さなスイングで正しいインパクトを迎えることはできませんでした。しかし、小さなスイングで細かなインパクトをたくさん練習すると、それを大きなスイングのインパクトに応用することができたのです。これが、スモールスイングとインパクトの重要な関係であり、ゴルフにおいて最も難しいところをクリアしていく考え方の鍵になりました。

そして私自身も、スモールスイングを確立できたことで、スコアが一気に縮まりました。そのくらいスモールスイングの習得はゴルフにおいて重要なのです。

たった1ヤード。ドライバーショットにおいては、あまり重要ではないかもしれません。しかし、アプローチの1ヤードのミスはその後1パットで入るか、入らないか、つまり1打分に相当するのです。だからこそ、スモールスイングのインパクトが重要なのだと、スコアが一気に改善したこの取り組みから実感しました。

スモールスイングはすべてのクラブをつなげる接着剤のような役割を担いますが、言い換えれば、最も難しい、レベルの高いインパクトを繰り返すことで、インパクトの質が飛躍的に向上しスコアに直結するといってもいいかもしれません。

 

スモールスイング・レボリューション 新装版 ゴルフ歴1年で70台に突入できる30cmトレ

「スモールスイング・レボリューション 新装版 ゴルフ歴1年で70台に突入できる30cmトレ」
大塚友広 著
幻冬舎 ¥1,200+税
普通のビジネスマンが1年で70台を達成した超メソッド。フルスイングで練習していてもゴルフはうまくならない。小さなスイングを極めることが、動画や写真で見るプロ美しいショットに近づくための入り口の革命。

 

 

Tomohiro Otsuka
群馬県富岡市生まれ。独学でゴルフ理論を構築し、1年でベストスコア70台前半に到達する。オンラインゴルフコーチング「Natural Works Golf」も主宰。著書に『マンガで身につく! 普通のビジネスマンがゴルフ歴たった1年でスコア70台を出したメソッド。』『新装版 ゴルフはインパクトの前後30cm』『新装版 スモールスイング・レボリューション ゴルフ歴1年で70台に突入できる30cmトレ』がある。

PHOTOGRAPH=Getty Images

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