ブームの再燃以来、人気も価値も下がる気配を一向にみせないヴィンテージ。今回はベストジーニスト賞殿堂入りを果たしているKis-My-Ft2メンバーの藤ヶ谷太輔とともに至高のヴィンテージシャツ・Tシャツを紹介し、達人たちを魅了する理由を、改めて確認してみたい。
クールなグラフィックは粋なカンバセーションピース
フォトTからアニメT、ムービーTやゲームTなど、多種多様なモチーフが揃うヴィンテージTシャツは、自分のこだわりやポリシーをアピールするのにふさわしい1着。
藤ヶ谷が着ているのは、1994年公開の名作映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』の冒頭の名セリフがプリントされたもの。映画のアイコンでもある羽根を、ブラックボディにグラフィカルにアレンジしたコンポジションも美しい。ストンと着るだけでもかなりのインパクトだ。
ヴィンテージT&シャツで各年代のカルチャーを着る
往年の名作がグラフィカルに蘇る
劇中歌の『Over The Rainbow」がLGBTのアンセムになっていることもあり、1939年の公開ながら根強い人気を誇るミュージカル映画『オズの魔法使』。1990年代後半にリリースされたTシャツは、フロントにメインキャラクターのドロシー、ライオン、案山子、ブリキ男が並び、背中にラスボス・オズの大魔法使いがグラフィカルに配された逸品。
華のあるハワイアンシャツも人気が再燃
もともとはハワイを中心とするポリネシア諸島の民族衣装のひとつだが、ʼ30年代の終わり頃からファッションとしても注目され始めたハワイアンシャツ。第二次大戦後に当時の米国大統領トルーマンが好んで着用したことで一般化し、色柄の豊富さからコレクターも多い。軽快なイエロー地に和柄がバランスよく配されたアロハはʼ50年代の日本製。
着こなしに味わいを添えるアクセントにも
ʼ40年代のUSAメイドのハワイアンシャツは、植物柄やペイズリー柄をベースに、12星座のモチーフをちりばめたインパクトの強い1着。コントラストの強い多色使いの総柄が、時を経ることでいい感じに枯れているのがなんとも味わい深い。ヴィンテージデニムの着こなしにパンチをきかせるちょうどいいアクセントにもなりそうだ。
大人だからこそ着たいヴィンテージアニメT
作品によってはプレミアがつくほど人気急上昇中なのがヴィンテージのアニメT。代表格といえるのが、ジャパニメーションの金字塔としてアメリカでも評価の高い『AKIRA』だ。アメリカで劇場公開されたのは1989年の12月のこと。黒のボディのバックに鉄雄のアップショットがプリントされたTシャツは、コントラストの美しさが際立つUSメイド。
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Taisuke Fujigaya
1987年神奈川県生まれ。2011年に男性アイドルグループKis-My-Ft2のメンバーとしてデビュー。以後、TV番組、広告などに多数出演するほか」俳優としてドラマ、映画、舞台で活躍。無類のファッション好きを公言しており、情報収集も欠かさない。9月には主演舞台『野鴨-Vildanden-』にて、4年ぶりのストリートプレイを披露する。