時にファッションとして、時にシンボルとして、またはアートに……。ジュエリーを身につける理由は、実にさまざまだ。だが、そのどれもがアイデンティティの表明であり、身につけた日々は、つまり人生の足跡。そんな価値あるジュエリーを紹介する連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」Vol.4。今回はギタリスト・MIYAVIを迎えた特別編でおくる。その存在こそがアートな男は、ジュエリーでどう魅せるのか。【過去の連載記事】
クロムハーツ
ブレスレット¥9,548,000、左手小指リング¥804,100、右手人差し指リング¥3,311,000、パンツ¥1,054,900（すべてクロムハーツ／クロムハーツ トーキョー TEL:03-5766-1081）
ことクロムハーツにおいては、コーディネート云々を語る必要はない。いわば唯我独尊。ブレないそのイズムに、だから男は惹かれる。それは、身体にタトゥーを記すように。22Kイエローゴールドのゴージャスさを、ここまでストレートに誇示するブランドなど、そうそうない。ブレスレットはチェーンタイプ、リングでは互い違いに配されたクロスモチーフ、そしてCHプラスモチーフを曲線的にあしらうことで。ダイヤモンド然り、あの頃よりもクラスアップしながら、それでもモチーフは相変わらずストリートだ。
ミキモト
リング¥4,950,000〈2022年10月発売予定〉、イヤーカフ¥27,500、ネックレス¥473,000（すべてミキモト／ミキモト カスタマーズ・サービスセンター TEL:0120-868-254）、デニムジャケット¥266,200（ボッテガ・ヴェネタ／ボッテガ・ヴェネタ ジャパン TEL:0120-60-1966）
情熱と黒。ミキモトの黒を基調にしたジュエリーは、色のない世界ゆえの奥深い美を表現する。大小どころか、色合いも、そして形も異なる黒蝶真珠をあしらったリングは、まさに。派手に色彩を放つわけではないが、アシンメトリーなデザインとともに、広いステージの上であっても多くの人目を惹くはず。「パッショノワール」コレクションのネックレスもイヤーカフも、漆黒の輝きが色気ある男に導く。
MIYAVI
ギタリストでありロックミュージシャン、さらには俳優、モデルと、多岐に活躍する。通称サムライギタリスト。スラップ奏法による激しくエモーショナルな演奏は世界的な評価を獲得する。2022年6月17日配信シングル「Futurism」をリリース。10月31日にはソロデビュー20周年を迎える。
