仕事も趣味も表裏一体なアクティブ・マンへ
いつものルーティンを別視点から概観してみる。そうすることで新たなアイデアへとシフトすることがある。フェンディ家の3代目にして、同ブランドのアーティスティック ディレクターを務めるシルヴィア・フェンディもまた、そのような思考にいたり、ローマ郊外にそびえるイタリア文明宮まで足を運んだ。そして爽快なまでの見晴らしからフレッシュな着想を得て、2022年の春夏コレクションが誕生したというのだ。
ダイバーシティ時代を彷彿させる斬新なウェアもさることながら、特に象徴的であるのが意匠を凝らした鞄だ。名作「ピーカブー」をベースに、卓球ラケットをそのまま張りつけたような合体したデザインはまさに喫驚(きっきょう)。専用ラケットのみならずピンポン玉も付属するとなると、遊び心も極まっている洒落好きのハートを深く抉(えぐ)るに違いない。〝好き〞にトコトンまっしぐら。すでに時代はそういう局面だとこの鞄は告げている。
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フェンディ ジャパン TEL:03-3514-6187