FASHION

2021.12.06

チャッカブーツ╳ミリタリーパンツの大人な着こなし術5選

靴からコーディネイトを考える洒脱巧者が多いように、実のところファッションの要はボトムスにある。そこでゲーテディレクター島田明が旬の靴とパンツを軸に、洒脱な装いを完成させるコーディネイトの法則を解説。ボトムスからの冬の着こなし、ぜひともアップデイトを。

着こなし改造計画

「ここ数年、ラギッドで男らしいアイテムが続々と復活。カーゴポケットつきのミリタリーパンツもそのひとつです。同じく骨太なチャッカブーツが好相性ですが、上品なスエードをチョイス。トップスも上品なテーラードジャケットとタートルにしたいですが、素材感のある紡毛系やミドルゲージ以上のものなら浮き立たずになじみます」

BRUNELLO CUCINELLI

BRUNELLO CUCINELLI

ブーツ¥137,500、パンツ¥240,900、ジャケット¥429,000、セーター¥275,000、チーフ¥27,500、ベルト¥97,900、バッグ¥407,000(すべてブルネロ クチネリ/ブルネロ クチネリ ジャパン TEL:03-5276-8300)

ラギッドをエレガントに昇華する洗練された色使い
「ラギッドなアイテムを大人のワードローブに採り入れた先駆者がブルネロ クチネリ。その方法論のひとつが自然由来のナチュラルカラーによるアレンジで、グレーのカーゴパンツやキャメルのチャッカブーツはその好例です。若々しくエレガントに仕上がっており、ナチュラルカラー同士で相性も抜群。トップスもナチュラルなベージュが最適です」

C.P. COMPANY & SANDERS

C.P. COMPANY & SANDERS

ブーツ¥47,300(サンダース/阪急メンズ東京5F ジャーミンストリート TEL:03-6252-5276) パンツ¥40,700(シーピーカンパニー/トライステイトジャパン TEL:03-6455-4332) ジャケット¥136,400(ラルディーニ/トヨダトレーディング プレスルーム TEL:03-5350-5567) セーター¥25,300(バフィ/バインド ピーアール TEL:03-6416-0441)

スタイルを洗練させる絶妙なモードのさじ加減
「ミリタリーをベースに、モードテイストにアレンジしたウェアが得意なシーピーカンパニーのカーゴパンツには、クラシックなアイテムは不釣り合い。厚底のチャッカブーツやブラックのダブルブレストジャケットなど、ほどよいモードテイストのアイテムを選びましょう。タートルはパンツのカーキに合うグリーンで」

AURALEE & UGG®︎

AURALEE & UGG®︎

ブーツ¥25,300(アグ®/デッカーズジャパン TEL:0120-710-844) パンツ¥46,200(オーラリー TEL:03-6427-7141) ジャケット¥396,000(イザイア/イザイア ナポリ 東京ミッドタウン TEL:03-6447-0624) セーター¥35,200(ドルモア/バインド ピーアール TEL:03-6416-0441)

エレガントで落ち着きのある同系色×グラデーションの合わせ技
「ダークブラウンのウール地を用いたカーゴパンツに、ベージュのタートルとライトグレージュのジャケット。ブラウンの同系色に加え、トーンのグラデーションも採り入れた上品なコーディネイトです。ただし、足元のチャッカは敢えてホワイトで抜けを作ったほうが、逆に全体が引き締まって洒脱にまとまります」

LORO PIANA & ENGINEERED GARMENTS

LORO PIANA & ENGINEERED GARMENTS

ブーツ¥110,000、ジャケット¥542,300、セーター¥217,800(すべてロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン TEL:03-5579-5182) パンツ¥58,300(エンジニアド ガーメンツ TEL:03-6419-1798)

都会的にして大人らしいネイビー×グレーのダークトーン
「カーゴパンツやチャッカブーツは本来ラギッドで土臭いアイテムですが、ダークトーンで全体をまとめることで都会的な雰囲気に仕上がります。またダークトーンでも敢えてブラックを使わず、ネイビーとグレーに絞ることで、大人らしい知的で落ち着いた雰囲気を加味。まさに大人の休日にふさわしいスタイルです」

STONE ISLAND & GIORGIO ARMANI

STONE ISLAND & GIORGIO ARMANI

ブーツ¥132,000、ジャケット¥418,000、セーター¥151,800~〈オーダー価格〉(すべてジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL:03-6274-7070) パンツ¥115,500(ストーンアイランド TEL:03-5860-8360)

格段にお洒落上級者に見える、存在感あるアイテムにトライ
「光沢感のあるミリタリーグリーンのカーゴパンツは、男らしい存在感満点なボトムス。合わせるチャッカブーツも厚底で汚し加工が施された、クセのあるものでないとアンバランスです。ジャケットもショールカラーが好相性ですが、タートルはミニマルなもので抑える。トゥーマッチにならないことがあくまで肝要です」

 

AKIRA SHIMADA
1963年東京都生まれ。雑誌『MEN’S CLUB』にて編集者としてキャリアをスタート。その後、雑誌『LEON』で編集長代理、『Esquire』でファッションディレクターを経て、2011年より小誌ファッションディレクターに就任。現在、Patrick CoxやHEADなど国内外のブランドのディレクターも務めている。

DIRECTION=島田 明

TEXT=竹石安宏(シティライツ)

PHOTOGRAPH=人物:前田 晃(MAETTICO)、静物:杉山節夫

STYLING=久保コウヘイ

HAIR&MAKE-UP=MASAYUKI(The Voice)

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