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FASHION

2021.10.17

シャリオン角田哲平×スタイリスト安西こずえ「経営者たる服選びと着こなし」

シャリオン創業社長の角田氏は、“世界でいちばん、笑顔をつくろう”を合言葉に、オーラルケアの分野で躍進を続ける。女性に大人気のスタイリストであり、インフルエンサーでもある安西氏は、若き経営者にその潑剌(はつらつ)とした笑顔を引き立てる着こなしを伝授する。

シャリオン角田哲平×スタイリスト安西こずえ

シャリオン角田哲平×スタイリスト安西こずえ「多種多様な視線に応える装いが担う重要な役割」

「ベルルッティは成功している経営者の方が多く愛用しているイメージがあり、私にとってはいわば憧れのブランドです。しかしながら、まだ自分には年齢的に早いのではないかと感じていて、これまでは購入を踏みとどまっていました。だから、今日はとても楽しみです」(角田氏)

銀座の真新しい店舗に凛々しいスーツ姿で現れた角田氏は、今回スタイリストの安西氏が選定したベルルッティについてこう述べた。100年をゆうに超える歴史を通し、紳士靴の世界に多大な影響を与えてきた名門であり、現在はメンズファッションの一翼を担う気鋭のモードメゾンでもあるベルルッティ。確かに格の高いブランドだが、角田氏のネイビースーツに合わせる靴と鞄を見定めながら、安西氏は気さくに語りかける。

ベルルッティ 銀座並木通り店

角田氏と安西氏が訪れたのは、9月11日にオープンしたばかりの新店「ベルルッティ 銀座並木通り店」

「角田さんは若々しくフレッシュで、艶っぽい雰囲気もあるので、ベルルッティのモードテイストと相性がいいのではと思いました。それと、今回は若いなりの高級感や落ち着きを表現したかったのも、モードとクラシックを併せ持つベルルッティを選んだ理由ですね」(安西氏)

取引先や株主の目を意識すると、どうしても経営者の装いは目立たず控えめで、無味乾燥になりがちである。だが、経営者が装うべきなのは、そうした服装ばかりではない。経営者を見る目は多種多様だからだ。

「かっちりしたイメージでしたが、ベルルッティの印象が変わりました」

「かっちりしたイメージでしたが、ベルルッティの印象が変わりました」と角田氏が言うように、カジュアルウェアやスニーカーが充実。「カジュアルでも大人らしく装えます」という、安西氏の言葉を着て実感していた。

「普段はベーシックなビジネススーツが中心で、靴や鞄も定番的なものばかりなので、こうしたものは新鮮です。そして、やっぱりカッコいい。それでいて思っていたよりも落ち着いて見えるので、取引先にも十分身につけて行けます。自分ではまず選ばないデザインなので、貴重な経験になりました。これからはこうした靴や鞄にもっと挑戦していきたいですね」(角田氏)

老若男女さまざまなエンドユーザーの目にも晒される経営者。特に角田氏のような審美性や健康に携わる企業の経営者にとっては、時に男女の境なく視線を意識すること、そして潑剌とした若々しさを活かすことも重要となる。そういった意味でも、人気女性スタイリストの洗練されたスタイリングは、若き経営者に示唆を与えたようだ。

「誠実感や清潔感、落ち着きなどは当然経営者の装いに必須ですが、節度ある洒脱さや若々しさ、高級感の演出も大切。なぜなら感性や美意識、審美眼の高さなどを男女問わず、無言のうちに伝えられるから。それは服や靴、鞄が担う重要な役割でもあるのです」(安西氏)

 

ラグジュアリーな格と若々しい感性を表現

ラグジュアリーな格と若々しい感性を表現
目上の人に会う際の靴と鞄選びは、編集部からのリクエスト。「男性の靴と鞄には“格”が出ると言われますが、目上の人に会うなら特に高級なものにすべき。そういった方は必ず見抜くし、評価まで変わってくるので。今回はご自身のネイビースーツに合わせ、ベルルッティらしい茶にグレーを重ねたレザーを選びました。デザインもモダンで、高級ななかにも最新の感性と若々しさを表現できます。茶が入ると肌なじみもよく、グレーの色出しの美しさはラグジュアリーブランドならではです」(安西氏)
バッグ¥442,200、靴¥291,500(ともにベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク TEL:0120-203-718) ソックスはスタイリスト私物、その他は本人私物

快適なだけじゃない計算されたスポーティエレガンス

快適なだけじゃない計算されたスポーティエレガンス
「ノータイの出張スタイルを想定して選んだのは、デニムとレザーのコンビバッグとブラウン基調のニットスニーカー。今季レディスのトレンドであるネイビーとダークブラウンのコンビを採り入れ、若々しいデザインながらも落ち着きのある大人らしさを表現してみました。スーツにスニーカーを合わせる場合は、シックな色合わせとシンプルなデザイン、スマートなフォルムがポイント。それと今回はすべてのスタイリングで変えているのですが、なじませるためにはソックスの色も重要ですね」(安西氏)
バッグ¥342,100、スニーカー¥150,700(ともにベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)、ソックスはスタイリスト私物、その他は本人私物

大人らしい足元で体現する女性への気遣い

大人らしい足元で体現する女性への気遣い
「サイドポケットがついたミリタリー調のパンツは、現在多くのレディスブランドが展開している注目アイテム。パートナーと出かける際にぴったりですが、足元にスニーカーを合わせるとカジュアルになりすぎるので、ソールなどに遊び心のある革靴をチョイス。女性は男性が革靴を履いてくるだけで、気を遣ってくれているなと感じるものなのです。角田さんは若いので、なおさら落ち着いて見える革靴を履いてほしい。スポーティなブルゾンも、インナーはカットソーではなくシャツが正解です」(安西氏)
ブルゾン¥572,000、シャツ¥66,550、パンツ¥154,000、ポーチ¥132,000、靴¥291,500(すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク) ソックスはスタイリスト私物

コンフォートかつクラス感のある大人の休日スタイル

コンフォートかつクラス感のある大人の休日スタイル
「動きやすく快適なジャージー素材のジャケットとパンツは、大人の休日に最適。グレーのワントーンで上品ですが、グレーは色出し難しく、奥行きと気品ある色調はさすがベルルッティといったところ。ラペルも細めで若々しく、ロゴ入りのTシャツもスタイリッシュにコーディネイトできます。足元にはスポーティなスニーカーを合わせましたが、レザー使いでクラス感を演出しました。レザーパイピングで高級感のあるナイロンコートを羽織れば、リゾートでも映える休日スタイルの完成です」(安西氏)
コート¥449,900、ジャケット¥264,000、Tシャツ¥75,900、パンツ¥185,900、サングラス¥69,300、バッグ¥299,200、バッグにつけたチャーム¥62,150、スニーカー¥141,900(すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)

 

TEPPEI TSUNODA
1984年福岡県生まれ。総合商社やIT企業を経て、オーラルケアビジネスの可能性に気づき、2015年シャリオンを創業。現在国内加盟店は5500店舗を超えるセルフホワイトニングマシンのリース事業をはじめ、独自の商品、サービスを介し、オーラルケア後進国である日本への普及を推進。同時に国内外の子供たちにもその大切さを伝えている。アジアの注目企業100にも選出された。

KOZUE ANZAI

KOZUE ANZAI
1971年東京都生まれ。大学卒業後、スタイリストアシスタントを経て2000年に独立。男性誌からスタートし、のちに女性誌へ移行。中村アンや滝沢眞規子ら芸能人をはじめ、楽天の三木谷浩史氏(現在は休止)やテイク アンド ギヴ・ニーズの野尻佳孝氏など経営者のスタイリングも担当する。インスタグラムのフォロワー数は7万超えのインフルエンサー。

DIRECTION=島田 明

TEXT=竹石安宏

PHOTOGRAPH=前田 晃

STYLING=安西こずえ

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