ランボルギーニが「ウラカン STO」のレースバージョン、「ウラカン GT3 EVO2」を2022年5月に発表した。一新されたエアロダイナミクスとインテークシステムを特徴とする新モデルは、公道走行可能な市販車ウラカンSTOから影響を受けたデザインを踏襲。来年のデイトナ24時間レースでデビューする予定だ。
2023年のデイトナ24時間レースでデビュー予定「ウラカン GT3 EVO2」
今回発表された「ウラカン GT3 EVO2」は、ランボルギーニのモータースポーツ部門「スクアドラ・コルセ」により、公道走行可能な市販車「ウラカン STO」をベースに開発されたレース専用マシン。エアロダイナミクスやインテークシステム、安全性能などが一層アップデートされている。
高強度のカーボンファイバーのボディは、ランボルギーニのデザイン部門と共同で開発されたもの。新しくなったスプリッター、ディフューザー、アンダーボディが空力特性を高め、新しいディフューザーと共に現行モデルよりも大きなダウンフォースを生みだしているのも特徴のひとつ。六角形のエアスクープとリアフィンのデザインは「ウラカンSTO」を踏襲している。
また、ブレーキングシステムでも耐久とスプリントの両レースでパフォーマンスを最適化できるようにと、キャリパーとパッドを刷新。これらは専用のTCS(トラクションコントロールシステム)とABS(アンチロックブレーキシステム)に加えて、ドライバーが低グリップ状態でも制御しやすいように開発されている。現行マシンを走らせているチームには、エボ2仕様にアップグレードするオプションが用意される。「ウラカン GT3 EVO2」は、2023年デイトナ24時間レースでトラックデビューを果たす予定で、2022年後半から、顧客に納車を開始する。
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