ハイパーカービジネスの価値
スーパーカーより格上の、いわゆる“ハイパーカー”と呼ばれる世界。具体的な定義はないが、動的性能でいえば800馬力以上。もちろん、限定生産であるから希少価値は高く、ビリオン超えだ。
そんなハイパーカーの名を世に創出させたのが、1999年に登場したゾンダ。スーパーカーの定義を揺るがしたパガーニ・アウトモビリ社である。
その後継機となるウアイラに世界限定40台の「ウアイラ ロードスターBC」が日本上陸。価格は同社史上もっとも高額な約4億円に達し、すでに完売だ。
「ハイパーカーは感動を与える存在でなければなりません。芸術と科学を融合させた希少な作品がパガーニのクルマ。実際にパガーニは過去20年間でもっとも価値が上がったブランドなんです。なかには10倍の価値が上がったものもあります。いい投資であることも重要なのです」とは創業者兼デザイナーのオラチオ・パガーニ氏。
ブランド創業22年間で、わずか400台しか作られていない希少性。世界中のビリオネアの心を鷲掴(づか)みにするのは、オラチオ氏による強力な情念だ。
「あくなき美と徹底的な速さへの探求……パガーニというロマンを共に共有できるのです」
Pagani Huayra Roadster BC
SKYグループが正規販売代理店を務めるパガーニ・アウトモビリ。次世代チタンカーボン+カーボントリアキシャル素材による超軽量モノコックにメルセデスAMG製の6ℓV12ツインターボを搭載。最高出力802ps/最大トルク1050Nmのハイパワーは車重1250kgを異次元の領域へと導く。価格はおよそ4億円。
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Horacio Pagani
パガーニ・アウトモビリCEO。アルゼンチン生まれ。伊モデナに本拠地を置くパガーニ創業者であり、デザイナー。ランボルギーニ本社の掃除要員としてキャリアをスタートさせ、その後契約デザイナーとして手腕を発揮。カーボン成形技術のエンジニアとしても自動車界に多大なる影響をもたらしたレジェンドだ。