ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」が、ヴァン クリーフ&アーペルのサポートを受け、フランスのアンティークディーラーであるイヴ・ガストゥ氏が収集した「メンズ リング」のコレクションを展示することに。古代から現代に至るまでの貴重なメンズ リングが、2022年1月14日から21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3に集結。
眩い輝きを放つ「メンズ リング」の悠久の美
ジュエリーとしてだけでなく、結婚や特別な日の記念品としても愛用される「リング」。時代を経たアンティークともなると、それぞれのリングに壮大なストーリーが秘められていることも多い。
六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて開催される「メンズ リング イヴ・ガストゥ コレクション」では、そんなさまざまな歴史が刻まれたリングの数々を、職人の技工や装飾だけでなく、当時の時代背景やデザインに象徴される意味といった視点からも楽しめる。
会場には、さまざまな年代や地域の400点にのぼるリングが並ぶ。ジュエリーというと女性のものと結びつけられやすいが、あえて「メンズ リング」に焦点を当てた企画は、2018年のパリでの展示会からレコールが初めて一般に公開したものだ。
40年以上にわたってアート市場を切り拓いてきたイヴ・ガストゥ氏は、時代を問わず多くの才能溢れるアーティストの作品を世に輩出してきた。1980年代にパリのボナパルト通りに開設したギャラリーは、瞬く間にサンジェルマン・デ・プレ地区を代表する有名スポットになった。そんなガストゥ氏が30年以上にわたり収集した貴重なリングのコレクションは、まさにコレクターとしての彼のアートに対する情熱が伝わってくる。

「ヴェネツィア元首の指輪」
Photo: Benjamin Chelly
ヴェネツィア共和国のドージェ(元首)が着用していた「ヴェネツィア元首の指輪」というリングには、手紙を封印するシーリングスタンプとして封蝋を入れておく空洞がある。これは敵対者を人知れず暗殺する毒を隠すことにも使われていた。
また、「オルゴールの指輪」という花と男女がモチーフになっているリングは、楽器を演奏できない人が音楽を楽しむ唯一の楽しみであったオルゴールが組み込まれている。18世紀後半に発明されたオルゴールは、19世紀にスイス出身の時計職人によってリングや時計に取り入れられ、貴族や裕福な人々の娯楽として愛用されていた。

「オルゴールの指輪」
Photo: Benjamin Chelly
他にも古代エジプトの時代背景を語るリングや1970年代のアメリカのバイカーリングなど、古今東西の貴重なリングが目白押し。目利きのアンティークディーラーであるイヴ・ガストゥ氏が各地で集めたコレクションから、悠久の美しさを感じて欲しい。
メンズ リング イヴ・ガストゥ コレクション
住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
開館時間:10:00〜19:00
期間:2022年1月14日(金)~3月13日(日)※会期中無休、予約不要
お問い合せ:0120-50-2895 (レコール事務局)(平日 11:00~19:00)
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