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ART

2021.02.03

2月3日より開催中! 佐藤可士和展の全貌を大公開

2月3日より開催中の「佐藤可士和展」。30年にわたる仕事を“作品”として展示する、ユニークな展覧会の会場をご案内します。佐藤可士和さんへの独占インタビュー前編はこちら。後編はこちら

佐藤可士和展のトリセツ

THE SPACE WITHIN

THE SPACE WITHIN

展覧会のイントロダクションにあたるこのセクションでは、デザインの原点ともいえる幼少期のコラージュ作品「宇宙」や1989年、博報堂入社当時にMacintosh IIciを用いて、初めてコンピュータでデザインした作品「6ICONS」などが展示されている。

THE POWER OF GRAPHIC DESIGN

THE POWER OF GRAPHIC DESIGN

担当するプロジェクトは企業のブランディングなど極めて多岐にわたっている。そしてそこにいたるまでの始まりには常にグラフィックデザインがあった。このセクションでは、これまで制作してきた膨大なポスターのなかから選りすぐりの傑作が展示される。

THE LOGO

THE LOGO

代名詞ともいえるロゴを紹介するセクションでは、ユニクロ、楽天、DAIWA、ヤンマー、セブン–イレブンなどのロゴを巨大な絵画やオブジェへと物質化。展示されるロゴは、それぞれの企業・組織の理念や活動分野などに関連する素材を用いて制作されている。

ADVERTISING AND BEYOND

ADVERTISING AND BEYOND

広告展開の主軸と考えられていたテレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4大メディア。しかし佐藤は街全体をメディアにしたSMAPのプロジェクトをはじめ、その枠組みを超えたアプローチを行い、新たな広告表現の可能性を提示した。どの作品もひと目見れば当時の記憶が蘇る。

ICONIC BRANDING PROJECTS

ICONIC BRANDING PROJECTS

商品、店舗やオフィスの空間、建築物、街の風景など目に触れるあらゆるものをメディアと捉え、それらをアイコンへと変貌させてきた佐藤。その「アイコニック・ブランディング」の真髄を今治タオルや、くら寿司などのプロジェクトを通して紹介。

LINES / FLOW

LINES / FLOW

自身のアイコンともいえる、ふたつのアートワークを展示。展覧会のキービジュアルでもある「LINES」は、クリアな赤・青・白の直線で構成された作品。それとは対照的な「FLOW」は、青の岩絵具をたっぷりと含ませた大筆のひと振りから生みだされた作品だ。

UT STORE @ THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

UT STORE @ THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

ユニクロの代表的なプロジェクトのひとつが「UT」だ。今回、展覧会バージョンとして特別なストアが登場。佐藤の思い入れのあるキャラクターとのコラボレーションTシャツが展示・販売される。パッケージの細部にも佐藤のこだわりが施されている。

 

佐藤可士和展公式YouTube

展覧会の開催に先駆け、YouTubeにてスペシャルコンテンツを順次アップ中。来場前にチェックすれば、より展覧会を楽しめる。

自己紹介&オフィス案内
「佐藤可士和への19の質問」など、知られざるその素顔に迫るコンテンツに加え、佐藤自身がこれまで携わってきた作品へのこだわりや制作の裏側を語る。また自ら渋谷にあるSAMURAIのオフィスを案内。打ち合わせテーブルに1mm単位同じ間隔で並べられた椅子など、徹底的に整理整頓されたミニマムな空間からは、佐藤のデザイン美学を垣間見ることができる。

プロジェクト制作ドキュメント
2007年に佐藤のトータルプロデュース、手塚貴晴・由比夫妻の設計で園舎をリニューアルした東京都立川市の「ふじようちえん」。OECD「世界で最も優れた教育施設」に選定された幼稚園の完成までを紹介する動画や、’15年から神奈川県横浜市磯子区の洋光台団地をモデルケースとしてスタートした、「団地の未来プロジェクト」の映像などが配信される。

村上 隆対談
世界的な現代アーティスト村上隆氏と佐藤可士和の対談が実現。SAMURAIのオフィスに村上の作品を展示したり、佐藤の子供が生まれた際に、村上が作品をプレゼントするなどふたりは旧知の仲。今回の対談では、展覧会のために用意した東京郊外のアトリエや佐藤が手がけたくら寿司の新店舗を訪れるなど、全6回にわたって対談の動画がアップされる。

 

佐藤可士和展

東京近郊に借りた300坪の倉庫に展示室と同じ高さの壁を作り、床も極力近い素材に。2年半かけて原寸シミュレーションを行った。

佐藤可士和さんへの独占インタビュー前編はこちら。後編はこちら

佐藤可士和展
会期:2月3日(水)~5月10日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
TEL:03-5777-8600
開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜、2/24(2/23、5/4は開館)
入館料:¥1,700
詳細はこちら
※日時指定入場制。ウェブにて事前に要予約

 

Illustration=黒木裕貴

TEXT=編集部

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