芸能界歴約50年、幅広い人脈を持つ峰竜太さんは、お世話になった人へのギフトとしてもお取り寄せを活用している。なかでも多いのが、故郷・長野県の名産品と、第二の故郷・イタリアの人気ブランドのお取り寄せ。一味も二味も違う、峰流お取り寄せ術に迫る。【特集 最高のお取り寄せ】
自分が楽しむのはもちろん大切な人へのギフトにも
峰竜太さんが、おすすめのお取り寄せの品として紹介してくれたのは、長野県の郷土食とイタリアの名門ブランドのアイテム。振り幅の大きいセレクトだが、「長野県は僕の出身地ですし、イタリアは、ここ20年毎年一度は出かける第二の故郷。僕にとって、どれもふるさとが誇る名品ですね」と、峰さん。
長野県の郷土食も、イタリアの名品も、峰さん自身が心から気に入って取り寄せているもの。しかも、自分のためにだけでなく、親しい友人・知人へのお祝いや、お世話になった仕事関係者へのお礼に活用することも多いという。
「差し上げるなら、自分が本当に良いと思っているものを選びたいし、そのほうが相手に気持ちが伝わる気がします」
大切な“故郷”のお気に入りの品を、わざわざ取り寄せてプレゼントする。気持ちと手間がいくつも重なったギフトは、受け取った人の心に鮮烈なインパクトを残すに違いない。
峰竜太のとっておきのお取り寄せ3選
1. 先人の知恵が詰まった郷土食
銀座NAGANO「おやき&すんき漬け」
「多くの皆さんに、ぜひ知っていただきたい」と、峰さんが強く推すのが、木曽名物の「すんき漬け」。赤かぶの葉を乳酸発酵させた無塩の漬物で、山深く、塩が貴重品とされる地ならではの郷土食だ。
「乳酸菌ならではの酸味があるんですが、これが白いご飯に合うんですよ。何しろ塩を一切使っていないので、すごくヘルシー。それを300年以上前からつくっているのですから、先見の明がありますよね。もっとも僕が『すんき漬け』を知ったのは、10年ほど前。テレビ番組のロケを通じてなんですが(笑)」
南北に長い長野県は地域によって風土が異なり、独自の食文化が育まれている。そのため、出身地といえども馴染みのない味が多々あるそうだ。寒冷地の北部が発祥とされる「おやき」も、大人になり、東京で暮らすようになってから知ったという。
「皮に小麦粉とそば粉が使われているんですが、これもお米が採れない地ならではの工夫だとか。こうした食の知恵と豊かさは、長野県民として誇らしい!」
2. 知る人ぞ知るハイブランドの日用品
プラダ「水筒&お弁当箱」
年に1度はイタリアに服や靴を誂えに出かける峰さん。その際、プラダ本店は必ず訪れ、毎回“戦利品”を手に入れている。
「プラダとのお付き合いは長いですね。自分のものを買うのがメインですが、お世話になった仕事関係者や友人、知人への贈り物を調達することもあります。誰もが知っているブランドなので、安心感がありますし、お相手にも喜んでいただけるので」
ランチボックスとウォーターボトルは、東京のなじみのショップスタッフが紹介してくれたもの。
「プレゼント用に何かないかなと相談したら、これを教えてくれました。プラダがお弁当箱と水筒を扱っているなんて思いもしなかったけど、だからこそいいなと思って。今は皆さん水筒を持参していますし、職場にお弁当を持ってきている人も多いでしょう? 必ず使うけれど、自分では買わない。プレゼントには、そういうものを選ぶようにしています」
その“読み”はズバリ的中。世界的なラグジュアリーブランドで、意外性もあって、お洒落で、しかも実用的。サプライズ感満載の洒落た贈り物に、手にした人は皆、満面の笑みになるという。
「もちろん僕も、水筒は愛用しています。娘がコレに白湯を入れてくれるので、ベッドサイドに置いて、のどを潤しているんですよ。お弁当箱は……、残念ながら、お弁当をつくってくれる人がいないので(笑)」
3. 長年愛用する“峰家の香り”
ドットール・ヴラニエス「ロッソ ノービレ」
峰さんが、フィレンツェで誕生したドットール・ヴラニエスと出合ったのは、今から15年ほど前のこと。当時フィレンツェ在住だった日本人の友人に紹介されたのが、きっかけだった。最高品質のエッセンシャルオイルをベースに、ラボでひとつひとつ丁寧につくられるルームフレグランスに、峰さんはたちまち魅了されてしまう。
「いろいろな香りを試しましたが、一番気に入ったのが『ロッソ ノービレ』。自宅にはこのルームフレグランスが10個ほどあるんじゃないかな。リビングやベッドルームなど、至るところに置いて、香りを楽しんでいます。その友人が日本での販売を始め、今では直営店だけでなくデパートなどでも手に入るようになったようですが、僕はオンラインショップで取り寄せることが多いかな。ギフトにすることも多いので、思い立ったらいつでも注文できるのは、ありがたいですね」