美食を追求する秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2023」。プライベート感溢れる隠れ家レストランを紹介する。今回は東京・西麻布の「鶫[つぐみ](特別室)」。

特別室ならではのメニューの一例。全国の銘柄鶏を5~6種使い分ける焼鳥(1本¥500~)、キャベツたっぷりの広島焼き¥3,000、小肌と刻みガリの握り(¥1,100)、担担麺¥1,500。「金魚鉢レモンサワー」(¥2,800)のグラスの大きさに驚愕!
見城徹「好きな料理を気分のままに。これぞ大人の贅沢!」
星条旗通り沿いのエントランスからは想像できないが、実はここは中国料理、鮨、焼鳥、お好み焼きの店が一堂に会す食のワンダーランド。その“特別室”では、すべての店の料理を注文可能。食いしん坊の願望を満たす、スペシャルなこなし術とは。
秋元 一軒でハシゴ気分を味わえるのが『鶫』の個室。知る人ぞ知る秘密の部屋です。
見城 同じビルの中に中華と鮨、焼鳥、お好み焼きの店が横丁のような感じで入っていて、この個室だとすべての料理を頼むことができるんだよね。

特別室へは星条旗通りとは反対の“裏動線”から。
秋元康「ジャンルを超えて好きなものだけがテーブルに並ぶ幸福感には抗えない」
秋元 見城さんは熱々のほうが美味しいからと、餃子を何人前まとめてではなくて、ひと皿ごと注文する。我儘ではなく、美味しいものを美味しく食べたいという情熱の表れです。
見城 それは大袈裟(笑)。でも、例えば焼鳥3本、鮨はおまかせで5貫とか、そういう注文の仕方ができるので、会食には本当に重宝すると思う。
秋元 炭水化物好きとしては鮨と担担麺と親子丼はハズせません。
小山 僕は旅先だと5〜6軒めぐるのも好きですが、それだけいろいろなジャンルがひとつの場所にあれば、一軒で完結しそうですね。

各店の腕利き店主。左から平井謙一郎氏(鮨)、菊池潤氏(お好み焼き)、浜崎翔氏(中国料理)、梅園瞬氏(焼鳥)。
鶫(特別室)/Tsugumi Tokubetsushitsu
中国料理、焼鳥、鮨、お好み焼きでそれぞれスペースが分かれているが「特別室」では全店の料理を注文可。ワインや日本酒も豊富に揃える。野菜鮨や変わりもんじゃなど、各店で個性的なメニューを用意しており、楽しみ方は無限大。
住所:東京都港区西麻布1-4-48 大樹ビル1・2F
TEL:03-6447-0171
営業時間:18:00~23:00
定休日:日曜
座席数:4席(特別室)