断言しよう。今、自分のレストランリストに入れておくべきはカウンターの店だ。なかでもクリエイティヴなカクテルを提供するバーは絶対に行きつけにしておきたい。通えば通うほどパワーチャージできる、唯一無二のカクテルバーから、今回は清澄白河の「KOFFEE MAMEYA KAKERU(コーヒー マメヤ カケル)」を紹介する。
![清澄白河「コーヒー マメヤ カケル」のカウンター](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2023/02/k-m-kakeru2.jpg)
店内は天井高8mと開放的。予約優先。
実力派バリスタが導く、コーヒーカクテルの奥深い世界
表参道のコーヒー豆専門店『KOFFEE MAMEYA』の2店目として、2021年1月にオープンしたカフェ。店名の「カケル」には、「×パティシエ」「×シェフ」など、他分野のプロとのコラボレーションを通じて「コーヒーをガストロノミー(美食)の世界に近づけたい」という想いが込められている。
築約50年の倉庫をリノベーションした店内は、4m×4mのカウンターに28席。国内外の18〜19軒のロースターから厳選した最高級のコーヒー豆は常時20約種類がそろう。コーヒーは単品ではもちろん、コース仕立てで精製方法や抽出方法による味わいの違いを楽しむことも可能。
![清澄白河「コーヒー マメヤ カケル」のコーヒー豆](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2023/02/k-m-kakeru1.jpg)
入口に置かれたコーヒー豆のサンプル。豆は150g ¥1,400〜。
お酒を使ったコーヒーカクテルのコースでは、3種類の異なる方法で抽出したコーヒーのオリジナルカクテルを3杯味わうことができ、コーヒーの世界の奥深さに惹きこまれる。
さまざまなコーヒーの持ち味を活かしたカクテルを考案するバリスタの図師聡(ずしあきら)氏は、コーヒーカクテルの大会「ジャパン・コーヒー・イン・グッド スピリッツ」で 2018年、2019年に2連覇した実力の持ち主。
![清澄白河「コーヒー マメヤ カケル」のバリスタ図師聡氏](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2023/02/k-m-kakeru4.jpg)
バリスタの図師聡氏。
お薦めのカクテル「シニョリーナ」は同名の香水からインスピレーションを得て創作されたもので、ひと口飲むとローズシロップのバラの香り、「ディタ」のライチの香り、そして水出ししたコーヒー「ラズベリーキャンディー」の豆自体が持つラズベリーの香りが華やかに広がる。澄んだ味わいのなかには、コーヒーの瑞々(みずみず)しい果実味も感じられる。「コーヒーバナナオレ」は、バーボンとコーヒーの名コンビにバナナの爽やかな香りが加わった、すっきりした味わい。奥深き世界を堪能できる。
![清澄白河「コーヒー マメヤ カケル」のカクテル「シニョリーナ」」](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2023/02/k-m-kakeru5.jpg)
コーヒー豆由来のフランボワーズの香りを活かした「シニョリーナ」¥1,950。グラスも香木で香りづけされている。
![清澄白河「コーヒー マメヤ カケル」のカクテル「コーヒーバナナオレ」」](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2023/02/k-m-kakeru3.jpg)
ミルクブリューコーヒーとコールドブリューの深煎りコーヒー、バナナシロップ、バーボンを使った「コーヒーバナナオレ」¥1,950。
![清澄白河「コーヒー マメヤ カケル」のボトルに詰められた抽出コーヒー](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2023/02/k-m-kakeru6.jpg)
ボトルに詰められたコーヒーは水や牛乳で抽出したもの。
コーヒー マメヤ カケル/KOFFEE MAMEYA KAKERU
住所:東京都江東区平野2-16-14
TEL:03-6240-3072
営業時間:11:00〜L.O.18:30
定休日:無休
座席数:28席
料金:カクテル ¥1,300〜、コーヒー ¥450〜