本格的な四川料理を提供している「飄⾹(ピャオシャン)」が、麻布十番から広尾に移転し、2022年7月4日に新たにオープンした。より深く「飄⾹の料理」を楽しんで欲しいという思いから、今回の移転に至ったという。新生「飄⾹」で、オーナーシェフ井桁良樹氏の手によって生みだされる、ここでしか味わうことの出来ない四川料理とは。
厳選した本場の香辛料で生みだされる本格四川料理
本格的な四川料理を提供する飄香が、2022年7月4日、本場の四川料理の魅力と可能性をより深くより豊かに伝えるため本店を麻布十番から渋谷区広尾に移転させ、新生「飄⾹」として再スタートを切った。
オーナーシェフの井桁良樹氏は、調理学校卒業後、国内の四川料理店に勤め、その後単身で中国へ渡り上海と成都で修業を重ねた。「百の素材があれば百の調理法がある」と表現される四川料理の500以上のレシピを習得し帰国。2005年に自身の店「飄香」を代々木上原にオープンし、その後、'10年に銀座三越に2号店「中國菜 老四川 飄香 銀座三越店」を構えた。'12年に代々木上原の本店を麻布十番に移転し、'18年には、六本木ヒルズに3号店「老四川 飄香小院」を、'21年には代々木上原に「竹韻飄香」をオープンするなど、日本ではあまり知られていない伝統的な宴席料理から庶民に愛される屋台の味まで、本場四川の味を精力的に伝えてきた。
井桁氏の手で生みだされる四川料理は、創業以来、化学調味料は一切使わず、厳選した本場の香辛料や自家製の発酵調味料にこだわっている。さらに井桁氏は、コロナ禍以前は毎年四川省に赴いて現地の味を探求するだけでなく、伝統的な四川料理の流れをくむ老舗『松雲澤(ソンユンゼア)』を中心とする『松雲門派(ソンユンモンハ)』に弟子入りして”継承人”として認定を受けるなど、”現地で学んだ本場四川の味の伝承”を届けるために、常に四川料理に真摯に向き合い研鑽を積んできた。
今回新たにオープンした「飄⾹」は、店内を大きく占めるオープンキッチンが特徴。シェフが日々新しい料理を生みだすアトリエを兼ねている。営業中も、料理は全てシェフ一人で作り上げ、ダイニングはキッチンをL字で囲むように配置されている。シェフが料理する姿や音、料理の出来上がる様子を楽しむことができ、現地から取り寄せた極上のスパイスや自家製調味料の豊かな香りが感じられる。
まるでシェフのプライベートキッチンに招かれたような気分で食事が楽しめる店内は、春の訪れ=吉兆を意味する”割れた氷”を表した窓格子、進取・向上の精神や幸福の象徴である馬の置物や中国アンティークを模した藍のカーペットなど、隅々までシェフの四川料理への敬意と熱意が表れている。まさにお店全体がシェフズテーブル。「飄⾹」で過ごす時間が、特別な人との時間を彩ってくれるだろう。
飄香
住所:東京都渋谷区広尾5-19-1 HIROO VILLAGE 1F-2
TEL:050-3145-6641
営業時間:18:30~22:30
定休日:日・月曜
席数:16席
料金:おまかせコース¥24,200、ワインペアリング¥15,000、ノンアルコールペアリング¥8,000