仕事を頑張るためのカンフル剤や、時にはご褒美として。さまざまなジャンルで活躍する美女が愛する〝ときめきの肉店〞とは? 今回ご紹介いただくのは、フリ―アナウンサーの笹川友里さん。笹川さんが元気をもらいに行くという店へ、いざ! 【衝撃の肉特集はこちら】
フリーアナウンサー笹川友里さんが「元気をもらいに行きたくなる」焼肉店
もともと食べることが大好きで、TBSのアナウンサー時代からグルメ情報も多い番組のMCを「楽しみにしていた」と振り返る笹川友里さん。現在も食への好奇心は衰えを知らず。そんな彼女が、定期的に訪れるという店が表参道『D-29』だ。
子供の頃から大阪の食肉卸、精肉店が身近だった店主の高村泰弘さん。自身も精肉の仕事に携わるなかで、牛の等級以上に肥育する生産者に注目するようになる。独自の人脈を駆使し、松阪牛育成の第一人者・畑 敬四郎氏の松阪牛と近江牛の最高峰、澤井姫和牛の肥育者・澤井隆男氏の手がける近江牛の雌牛肉を安定的に仕入れられるように。これらをはじめ、全国の肥育者による肉の素晴しさを広めたいと、仲卸と緊密な連携で、最高の肉を手頃な価格で楽しめる店を開いた。
これらの肉のポテンシャルを最大限に引きだしているのは、常駐する肉包丁人・山地夏子さんと肉焼師・中村理荷亜さんだ。各部位ごとに個体差と繊維を見極めながら美しくカットする肉包丁人。各テーブルを回りながら、肉をベストな状態で焼き上げるサポートをする肉焼師。ふたりの専門的な知識がフルに活かされているからこそ、この店の肉は格別の味となる。
例えば、笹川さんが好んで注文するという千本筋は、普通の焼き加減では本当の美味しさは表れてこない。しっかり焼きこむことで繊維からコラーゲンが浮きだし、肉の旨味を倍増させるという。理論に基づき考えられた焼肉は、噛み応えや喉越し、味の変化がはっきりと表れ、実に楽しい。
コースにもよるが、提供される肉は最低でも10種以上。肉は塊、塩とタレの食べ比べ、キャベツの浅漬けを包んで、すき焼き風に卵黄と合わせて、カレーやテールスープに仕上げて、とさまざまな趣向で登場する。
緩急をつけた展開は小気味よく、食べ手を飽きさせないし、気づけばひとりで軽く300〜400g以上の肉は平らげてしまっている。それでも食後に胃の重さを感じさせないのは、肉質と肉を活かす仕事のなせる業。笹川さんが「元気をもらいに行きたくなる」と言うのも納得だ。
Nikuyakiya D-29
住所:東京都港区南青山5-8-5 G ビル南青山02 B1F
TEL:03-6805-0292
営業時間:12:00~L.O.21:00
定休日:月曜
席数:テーブル40席、カウンター4席
料金:AOIコース¥9,350~ほか