ジャンルを問わず、さまざまな肉自慢の店がオープンするなかで旬店のアップデートは必須。2022年に行くべき注目店を厳選してご紹介!
ゲーテ読者に限り3組が予約可能! 西麻布の隠れ家で肉体験を
いつの時代も〝紹介制レストラン〞には、ステータスの高さを感じさせる特別感があるが、肉好きを誘う場合において西麻布の『マーディガン』以上の付加価値を持つ店はそうそうない。
看板のない黒塗りの扉を開けると、そこは艶っぽい空気感に満たされたモダンな空間が広がる。バーのような密やかさもあるが、ここは深夜まで極上のステーキや逸品料理を味わうことができる魅惑の食空間。肉好きにはおなじみのヤザワミートと〝日本一の鮪の卸〞として知られるやま幸(ゆき)がタッグを組んだ完全紹介制の店と聞けば、おのずと期待値も高まるというものだ。
店の名物を少量ずつ味わえる〝いいとこ取りコース〞もあるが、肉に一点集中したい時はアラカルトで注文するのがお薦め。はじめにボードにどんと横たわる肉からその日の気分で部位や銘柄を選び、ワインを飲みながら神戸ビーフの甘く濃い味わいが広がるタルタルや和牛100%のハンバーグなどを食べ、ステーキが焼き上がるのを待つ。肉によって焼き上がりの時間は異なるが、そこは紹介制レストランならではのフレキシブルさで、事前に伝えておけば、入店時間に合わせてあらかじめ肉を焼いてくれるというのも嬉しい。
日によって全国のさまざまな和牛が登場するのも肉好きの心をときめかせるポイントで、例えば群馬県の増田和牛のイチボのステーキは、完璧な火入れによって引きだされる爆発的な旨味に思わず言葉を失うほど。肉を熟知した長岡能昭シェフは、肉焼きの常識にとらわれず、冷蔵庫から出した芯温が冷たい状態から強火で1度ずつ中を温めていく独自の方法で完璧な火入れを施す。
一見だからといって諦めるのはいささか早計。ゲーテ読者に限り、3組までこの口福を体感できるチャンスが。ビギナーズニック、もとい、ラックを願って、まずは店に電話を!
MARDEGAN
住所:非公開
TEL:03-5466-3939
営業時間:18:00~L.O.翌1:00
定休日:不定休
席数:カウンター3席、テーブル8席、個室1室(~4名)
料金:コース¥18,000~ほか
※ゲーテ読者の先着3グループ(1グループにつき最大6名まで)に限り、2月24日まで電話にて予約可能。