華麗な進化を遂げたホテル・レストラン
外資系ホテルの開業ラッシュがひと段落した最近は、既存のラグジュアリー・ホテルの新陳代謝が活発だ。
「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」では、7月1日、最新のガストロノミーを満喫できる『SÉZANNE(セザン)』がオープン。香港で名声を築いたダニエル・カルバート氏による、独創的で繊細なフレンチを楽しめるようになった。ドリンクリストはシャンパンやワインをはじめ、話題のモクテルも充実。アンドレ・フーがデザインした店内には、新幹線が行き交う様子と丸の内の街を一望するサロンがあり、独特の眺望が評判だ。

「鯖 エスカベシュ 蛤」。

「宮崎県産マンゴー ショートブレッド クレームシャンティ」。ランチ¥12,018、ディナー¥30,993で楽しめる。

総料理長のダニエル・カルバート氏は「アジアのベストレストラン50」で4位を獲得した香港のビストロ『ベロン』でヘッドシェフを務めたイギリス人。コースには日本の旬の食材が使われるが、ベースは伝統的なフランス料理。インテリアは香港を代表する建築家アンドレ・フーが手がけている。
Sézanne
住所:東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内 フォーシーズンズホテル丸の内 東京 7F
TEL:03-5222-5810
営業時間:12:00~14:00/18:00~20:00
店休日:月曜・火曜
また、「セルリアンタワー東急ホテル」は6月28日、開業20周年を機に『Japanese Cuisine 桜丘』をオープン。モダンな和の空間で、季節の会席料理や揚げたての天婦羅を楽しめる。人気ホテルの新たな展開に注目したい。

大小5室の個室には低濃度オゾン自動噴霧器が設置されている。

ディナーの会席(¥17,000~)より、八寸の一例。

テーブル席のほかに天婦羅専用のカウンター席も設けられた店内は、ゆったりとした席の間隔を確保。板長の鶴田敬氏は、滋賀県や石川県などの名店を経て、東京で修業を積んだ料理人だ。ランチは手頃な「かさね弁当」「蕎麦御膳」「鉄火丼」「牛肉香味焼丼」(各¥3,000)も用意。
Japanese Cuisine Sakuragaoka
住所:東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2F
TEL:03-3476-3420
営業時間:11:30~15:00/17:30~22:00
店休日:無休