数多の会食を経てビジネスを成功へと導いてきた藤田晋氏が信頼するレストラン。名店が提案する至高のマリアージュとは? 各店に藤田氏お気に入りの逸品に合うワインをレコメンドしてもらった。
百戦錬磨の経営者を唸らせる珠玉のレストラン
心を込めたおもてなしは相手の心を動かし、深い信頼関係につながっていく。それを熟知しているからこそ、会食の機会の多い藤田氏は、日頃から気になるレストランをリストアップするなど、お店選びには余念がない。
「お店選びのポイントはとにかく、美味しいワインがあること。いいソムリエがいることも重要ですね。今回選んだ3軒は、食事はもちろん素晴らしいですが、ワインのレコメンドにも毎回唸らされます。それに、普通のお店にはまず置いていないような激レアワインも多く揃えているので、定期的に行きたくなるんですよね」
その言葉どおり、「ル・シーニュ」「ボニュ」「鮨 あらい」と、藤田氏が挙げたお店はどれも、ワイン通たちが足繁く通う名店ばかりだ。
「美味しいワインが飲めれば自然と場は盛り上がっていきますし。楽しい思い出はずっと記憶に残り続ける。あと、自分が飲みたいワインがあるかどうかも結構重視してます(笑)」
美味しい料理に極上のワインを合わせる。そんな贅沢な時間を相手と共有することが、藤田氏の人間関係を円滑にしてくれるのだ。
料理とワインで感じるメッセージ「ル・シーニュ」
「ソムリエの有馬純平さんと知り合ったのをきっかけにこの店に通い始めたんですが、料理も絶品なんです」と話す藤田氏。
言わずと知れたフレンチの巨匠アラン・デュカス氏の愛弟子、上野宗士(そうし)シェフの料理はアイデアに溢れ、五感を楽しませてくれるエンタメ性の高いものばかり。
そこに藤田氏に「ワインの変態」と言わしめる有馬氏が、知識を総動員してワインをチョイス。
そのマリアージュが格別と、藤田氏お墨つきの名店だ。
通こそ驚く極上の料理とワイン「ボニュ」
世界中の料理を食べ歩いた美食家、来栖けい氏がオーナーを務めるフレンチレストラン。
「初めて訪れた時は、そのラインナップに思わず目が点になりました」と藤田氏が言うように、置いてあるワインはどれも、他ではお目にかかることができない希少なものばかり。
「来てもらったからには、その人が今まで飲んだことのないワインを提供したい」(来栖氏)。
素材の味を追求したピュアな料理と極上ワインの味わいに、驚かずにはいられない。
“専属ソムリエ”がペアリングを提案「鮨 あらい」
藤田氏が大切な会食で訪れることが多いという、銀座の人気店「鮨あらい」。
鮨職人でありながらソムリエとしての顔も持つ幸後綿衣(こうごめい)さんが、藤田氏担当として毎回腕を振るう。
「幸後さんは僕のために、その日特にお薦めするワインのリストを事前に作っておいてくれる。
会食の時は、そのなかからワインをセレクトする。僕の好みをわかっているので、とても信頼しています」
カジュアルラインから最高級のワインまで、絶妙な提案が光る。
※店舗の営業時間等は要問合せ