ワイン好き垂涎のレアものから誰もが知るグラン・ヴァンまで。会食の席で、プライベートで出合ってきたプレミアムなワインは数知れず。そんなワインマニア・藤田晋の魂を揺さ振り、記憶に深く刻まれているという銘柄を一挙に格づけ! 「死ぬまでに、もう一度飲んでおきたい」「一度でいいから飲んでみたい」と、藤田氏が焦がれるプレミアムなワイン。
「たぶん、生涯で一番感動した赤ワイン」。ロマネ・コンティの畑から小道を挟んで隣に位置するリシュブール畑。ロマネ・コンティより生産量はやや多めではあるものの、1959年はブルゴーニュで最高のブドウが収穫できた年ゆえ、入手は極めて困難。
約¥810,000
コシュ・デュリが所有するコルトン・シャルルマーニュ畑は0.34ha。あまりに少ない生産量、丁寧な畑管理によって完成されたバランスのよい味わい、両者が合わさり、「白で過去一番の感動を覚えた」。こちらも、まず入手はできない幻の存在。
約¥790,000
シャトー・シュヴァル・ブラン 1961【3rd】
サン・テミリオンの最高位に格づけされたワイン。カリフォルニアのワイン産地が舞台の映画『サイドウェイ』に登場。「ワインオタクの主人公が人生に絶望して、ファミレスみたいな所に持ちこんで飲んでしまった特別なワイン。一度飲んでみたい」。
約¥960,000
※ワインの価格は編集部調べ。「Cellar Watch」(1ドル=約¥110[2021年4月1日時点])と「wine-searcher」、ワイン輸入元の価格などを参考に算出。
Illustration=酒井真織