GOURMET

2020.07.28

『レイマ』白金に佇む、カウンター9席の美食空間

多忙なビジネスパーソンに取ってまで夜遅くまで営業しているレストランは心のお守り的存在。今回は、美食で心を満たしてくれる『レイマ』をご紹介!

RAMA

一日の終わりを美味美酒で締めくくる

美学が貫かれた料理は食べ手の心に響くもの。都会のスタイリッシュな雰囲気を纏った希少な“深夜食堂”として、今注目を集めているのが、『RAMA』だ。

白金の裏通りの路地に佇む店はなだらかに湾曲したカウンターがオープンキッチンを囲むモダンな設え。三軒茶屋で長年愛され続ける『グッチーナ』(現・『ヒラーリ』)で料理長を務めた青木克大氏はイタリア料理の枠にとらわれず、自由な発想で料理を組み立てる。

RAMA

鰆コンフィとシェリー酒酢の押し寿司 ¥1,800。柔らかめに炊いた米にスペイン産のシェリービネガーを加えて。ワインのおともに最適。

RAMA

お通しは中に魚介を詰めたアニョロッティ・ダル・プリン。サフランの香りで濃厚に仕上げたアサリのスープをたっぷりとかけて。

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鴨胸肉のコンフィ(¥8,000のコースのメイン)。押し麦と新玉ねぎのサラダ、赤ワインにふきのとうを加えたソースとともに。クルミのチップスを添えている。

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シェフでサービスも担当する青木克大氏はワインのセレクトにも定評あり。「時間を気にせずにゆっくり過ごしていただきたいです」。

例えば、鰆の押し寿司はシャリにシェリー酒酢を加えたり、発酵させたドライトマトで作る自家製醬油を効果的に使ったり。メニューはアラカルトを中心とし、和のエッセンスを巧みに取り入れた一品はもちろん、パスタやリゾットも常時8種前後用意している。

料理人の創意が光る料理や、今の東京を感じさせる美食空間が心にインスピレーションをもたらしてくれる。

RAMA

オープンキッチンのカウンター。

RAMA
住所:東京都港区白金6-21-12 1F
TEL:050-3134-3399
営業時間:18:00~翌2:00
休業日:不定休
座席数:カウンター9席
料金:パスタ¥1,800~、グラスワイン¥1,200~

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=鈴木拓也

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