GOURMET

2020.06.02

鈴田式|麻布十番の薪焼きの和食。〆は秋元康が6膳もおかわりした絶品炊き込みご飯!

毎年恒例のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」。今回も秋元 康さん、小山薫堂さん、中田英寿さん、見城 徹の食を愛する4兄弟が集結、ここ1年のお薦めのレストラン(全52店)を教えてもらった。2店目は、今や新定番となった薪焼料理。そのなかでも従来の概念を覆す薪焼き和食だ。

鈴田式

薪焼き和食の〆のご飯はおかわり必至の美味しさ

――麻布十番の裏通りに佇む隠れ家めいた和食店の主役は"薪"。ステーキの薪焼きはめずらしくないが、その概念が覆される日本料理と薪のコラボレーション。旬を盛りこみながら原始的な調理法を生かした麻布十番の注目店だ。

秋元:薪といえば、新しいなぁと思ったのが麻布十番の薪焼き和食の『鈴田式』。

見城:秋元が誘ってくれたね。

秋元:僕は最初に食べに行った時から美味しいなぁと思って、これは見城さんをお誘いしなきゃ、とその場で予約しました。

見城:そういうの、嬉しいよね。

秋元:カウンターだけで6席しかないから食べるのが好きな方と貸切りにするのもいい。

中田:薪焼きの和食って面白そうですね。

秋元:店主はずっと日本料理をやっていたそうです。魚とか旬の野菜を薪で焼いて出してくれる。但馬太田牛の飯蒸しも印象的です。お茶碗にお米とヒレ肉が盛りつけられていて。薪の遠赤外線効果でふっくら火を入れるというのは聞くけれど、このお肉もしっとり、ふわっとしていた。

見城:のどぐろの炊き込みご飯もすごかったよね。魚の芳醇な脂がじゅわーっとお米にしみこんでいる感じで。秋元は最初に行った時に6膳もおかわりしたと聞いていたけど、確かに美味しかった。僕はお土産でおにぎりにしてもらって。

中田:6膳はすごい(笑)。

秋元:麻布十番商店街と逆側に位置する、お店のロケーションも風情がある。動線重視派の薫堂も気に入るはず。

小山:はい、まさに。気になりますね。そのうち行ってみたいです。

秋元:そうやって、また僕と見城さんに秘密裡に行こうとしている(笑)。でも、確かに美味しいから薪焼きの和食はこれから増えていく気がします。

のどぐろの炊き込みご飯。

のどぐろの炊き込みご飯。土鍋で米を敢えて蒸らさず、香りを際立たせる。食べきれない場合はおにぎりにして持ち帰ることも可。(料理はすべて¥30,000~のコースの一例)

但馬太田牛の飯蒸し。

但馬太田牛の飯蒸し。薪と山椒の香りを纏ったヒレ肉が鎮座。

燻製アイスクリーム。

燻製アイスクリーム。牛乳と生クリームだけで作るシンプルなアイスクリーム。スモーキーな香りを纏ったコクのある味わい。

熾火を使わない。

熾火を使わないため、火加減を安定させるのは技がいるが、そのぶん香りのよさが際立つ。

秋元さん。

「薪焼き料理といえば肉のイメージが強かったが、和食を軸にしているのが新しい。日本料理の技術に薪焼きを融合させたのが見事」と秋元さん。

カウンター6席のみ。

カウンター6席のみ。

料理長の田代秀人さん。

料理長の田代秀人さん。14品のコースを確かな技術で仕立てる。

Suzutashiki
住所:東京都港区三田1-10-17
TEL:03-6876-9656
営業時間:17:00~、20:30~の2部制
休業日:不定休
座席数:6席
料金:コースは¥30,000~

※現在、レストランの営業時間、休業日など記載の情報と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗へご確認ください。 

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=鈴木拓也

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