隠れ家という言葉がある意味、安易に使われるようになった昨今。真に感度の高い人が集い、喧騒とは無縁の隠れ家はいずこに!? 知る人ぞ知る鮨屋をご紹介。
握りはもちろん、つまみも旨い!
見城 今回鮨屋の紹介は2軒なんだけど、結構すごい店を見つけたよ。店主の松本瑞穂さんは、『銀座 久兵衛』にいて、兼坂さんと齋藤さんが『鮨かねさか』を立ち上げた時についていったメンバーのひとり。それから韓国人と結婚して、韓国で鮨屋をやっていたんですよ。かなり流行っていたみたい。
小山 いつオープンですか?
見城 昨年6月。この店のオーナーに、東京で店をやってと頼みこまれて戻ってきた。まずね、つまみが旨いんですよ。一番最初に胃を労いたわるための濃いシジミのスープを出してくれる。それから、ネブトっていう尾道名産の小魚の唐揚げが出てくるんだけど、逗子に行くと必ず行く『カツズ』というイタリアンのヒコイワシのフリットに似た味で、すごく美味しい。そして蒸しアワビ、梅干しの茶碗蒸しと続いて。
秋元 握りを美味しく食べる加減を考えているつまみですね。
見城 そう、量もちょうどいい。でね、何が旨いかって、キスを揚げてクリームチーズと酒盗を混ぜたものをトッピングしたつまみ。ちょっとした工夫がいい。
小山 お酒が進みそう。

店主・松本瑞穂氏は、韓国で江戸前鮨の正統を示し、評判を上げた実力派。温かみのある人柄も魅力。
見城 カワハギの肝醤油も、最初は肝醤油につけて食べるじゃない。それで、最後の1枚になったら、海苔巻きにしてくれるの。
秋元 そういう気の利いた感じからいい店かどうかわかりますね。
見城 そうそう。握りも、「大トロは塩で」って。中トロは希少な血合い岸を仕入れていてね。「こんな旨いのどこで取ってるの」っ聞いたら、やっぱり『やま幸』で。兼坂の流れを感じるシャリもいいし、玉子も旨かったよ。
小山 まだあまり混んでいない?
見城 宣伝していないからね。
秋元でも、ゲーテイストに出ちゃったら混んじゃいますね。
見城 早いうちに常連になっておくといいですよ。

マグロの握り三種。醤油ばかりではつまらないので、大トロは塩でという提案がユニーク。確かに味の輪郭が引き締まり、脂の甘みが浮き上がる。

(左から)コハダ、甘酢で〆たカスゴダイ、煮ハマグリ。

ふんわり、カリッと揚げたキスの上にのったクリームチーズ。酒盗が混ぜてあり、その旨みや香りがクセになる。

肝醤油でいただくカワハギの刺身。

カワハギの刺身の最後の1枚は海苔巻きに。

なめらかな玉子。底の部分をほんのり焦がしてあり、プリンのよう。

尾道名産のネブトという小魚の唐揚げ。小さいが味は印象的。

毛ガニはほぐしてから詰め直し、蒸している。※料理は一例。おまかせコース¥23,000~
Sushi Matsumoto
TEL:03-5544-8500
住所:東京都港区赤坂3-12-18第 八荒井ビル3F
営業時間:12:00~L.O.14:30/18:00~L.O.22:00
休み:日曜・祝日
席:14席、個室4名
※昼夜ともに要予約