新型コロナウイルスにより、新作発表会が中止や延期を余儀なくされたウォッチシーン。一体新作はどうなるのか!? しかし心配ご無用。主要ブランドからは、新作情報が続々と届いている。そんな中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる"活きのいい"モデルを厳選! 連載第42回は、オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」を紹介する。
偉大なるムーンウォッチの最新作
言わずと知れたオメガのフラッグシップモデル「スピードマスター」は、史上初の月面着陸を果たした腕時計として圧倒的に支持を獲得し、これまで幾度もアップデートを繰り返しながら、その存在感を高めてきた。
1月21日(木)から一部のモデルが発売される「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」は、偉大なるムーンウォッチの歴史の1ページにその名を刻む可能性を秘めた最新作である。
主な進化のポイントのひとつは、1万5000ガウスの耐磁性を持つCal.3861の導入にある。
これにより、「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」は、同シリーズでは初となる「マスター クロノメーター認定」を取得している。
ちなみにこの認定は、スイス クロノメーター検定協会(COSC)の認定を受けたムーブメントを搭載し、スイス連邦計量・認定局(METAS)による8つの厳格なテストに合格したタイムピースだけに与えられるものだ。
次にスタイリングの話題について触れてみたい。今回のベースモデルに選ばれたのは、1969年に登場した「スピードマスター」の第4世代にあたるST 105.012。
左右非対称なケース、ステップダイアル、ダブルベベルとして知られるケースバック、さらにはアルミニウム製のベゼルリングと、「スピードマスター」の伝統を物語る様々な意匠をしつつ、新しいスタイルのブレスレットを採用。
1列が5つのアーチ形リンクによっって構成されているブレスレットは滑らかなフィット感にこだわった。仕上げもきめ細かく、リンクの部分はブラッシュ仕上げ、クラスプはサテン仕上げを施している。
バリエーション豊富なラインナップ
さらには、全8種類が揃う豊富なバリエーションにも注目したい。スタンダードなステンレススチール製のモデルを中心に、ブティック限定のラグジュアリーなゴールドウォッチまでが並ぶ。ブレスレット以外にも、ストラップの仕様もあり、ステンレススチール製の風防はサファイアクリスタルとヘサライトガラスの用意がある。その一部を紹介しよう。
「スピードマスター」の新たな門出を担うスペシャルなタイムピース。不朽の名作の進化はとどまることを知らない。
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