新型コロナウイルスが世界を一変。ウオッチシーンも例外ではない。4月末から5月初旬にかけて開催予定だったジュネーブでのWATCTES & WANDERS(旧称SIHH)や、世界最大の時計宝飾エキシビション、バーゼルワールドをはじめ、各地で新作発表会が中止や延期を余儀なくされている。一体新作はどうなるのか!? しかし心配ご無用。主要ブランドからは、新作情報が続々と届いている。そんななかから、リアリティのあるプライス設定で、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる“活きのいい”モデルを厳選! こんなときだからこそ、暗雲を吹きとばすような時計のパワーを改めて感じて欲しい。
海洋環境保全にも取り組んでいるカール F.ブへラ
マンタとその生息圏の保護活動を展開する非営利団体マンタトラストと、数年前からパートナーシップを締結し、海洋環境保全にも取り組んでいるカール F.ブへラ。
このパートナーシップから誕生したダイバーズウォッチ『パトラビ スキューバテック ブラックマンタ スペシャルエディション』が、昨年夏、大いに注目を集めた。
このモデルからのインスピレーションによる新作が『パトラビ スキューバテック ブラック』である。
軽量で快適な装着感のチタン製ケースと逆回転防止ベゼルには、マットブラックDLCコーティングが施され、さらにベゼルには耐傷性の高いブラックセラミック素材も採用された。美しいパターンをあしらったブラックダイヤルと相まって、オールブラックのスポーティな精悍さが印象的だ。
スイスの公的精度認証であるCOSC取得ムーブメントを搭載し、500mの防水のタフさを誇る。自動ヘリウムエスケープバルブを備え、飽和潜水にも対応。ベゼル上の60分目盛り、インデックス、針には蓄光塗料が塗布され、暗所ではブルーに輝き、視認性を確保するなど、信頼性も高い。
ブラックラバーストラップの素材の一部に、海洋から集めたペットボトルを再生して作った100%リサイクル素材を採用している点も特筆に値する。
サステナビリティに対する強いメッセージ性をも感じさせるモデルである。