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2022.03.27

44台目の愛車はロータス・エリーゼ! フリーアナウンサー安東弘樹のクルマの流儀

「走っているクルマをもっと好きになってほしい」。本能でクルマを愛するフリーアナウンサー安東弘樹のジェントルなクルマの流儀。【シン・男の流儀】

安東弘樹氏

クルマ好きの原点は、マツダ・コスモスポーツ

「クルマ好き人生の原点は、4歳時の『帰ってきたウルトラマン』に出ていたマツダ・コスモスポーツ。ウルトラマンや怪獣ではなく、画面中を疾走する白い流線形のクルマに惹かれました」と語る安東弘樹さん。自動車関連以外のオモチャは欲しがらないような子供で、大学に入り初めて購入したのがマニュアルトランスミッション(以下MT車)のホンダ・シティターボⅡ。以来、45台を乗り継いできた正真正銘の好事家(こうずか)だ。安東さんは、クルマ選びにあたって機能・性能とその時のライフスタイルを重視するという。

「クルマは基本、ダイレクトな操縦感や一体感が味わえるMT車をずっと選んできました」

エリーゼ220S

“バスタブ”に準(なぞら)えられるエリーゼ220Sのタイトなコクピット。シフトレバーはドグ・クラッチを持つラリーマシンのように長いが、操作感は「最高!」と安東さん。

特にこだわるのがシフトフィール。右ハンドルMT車のポルシェ911の次に入手した44台目の愛車ロータス・エリーゼは、ギアボックスに感銘を受けた。

「ショートストロークで、カツン! カツン! と気持ちよくシフトアップ&ダウンができる。クルマとの一体感が味わえるんです。その上、軽量ボディかつサイズ感も手頃で、デザインに威圧感がないところもいい。荷物は積めないし、サイドシルが張りでているので、乗降性も決してよくはありません。でもクルマはひとりで運転するのが好きだし、このエリーゼにも妻以外は乗せたことがないので(笑)」

1日500㎞のドライブも苦にしない安東さんがずっと心がけてきたことがある。それは、周囲に迷惑をかけず、思いやりの心を持って運転すること。

「クルマを心から愛しているので、クルマが嫌われるのがイヤなんです。何に乗っていようと周囲に最大限気を配り、道を譲ります。みんなが路上で笑顔になれたら嬉しいし、走っているクルマをもっと好きになってほしい。そう願いながら日々運転しています」

 

安東弘樹のクルマの流儀

1. ステイタス不問。ライフスタイルで選ぶ
2. シフトフィールを最重視、MT至上主義!
3. 思いやりあるジェントルマンドライブ

 

Hiroki Ando

Hiroki Ando
1967年神奈川県生まれ。’91年にTBSテレビ入社後、さまざまなテレビ、ラジオの報道やバラエティ番組を担当。2017年から日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務める。

TEXT=数道 健

PHOTOGRAPH=デレック槇島(Studio MAKISHIMA)

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