挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介するシリーズ「In the Office」。今回は、ショートムービーに特化したインフルエンサーマーケティングを行う会社へと転職した女子。In the Office112。
「コロナ禍で痛感した“人生は一度切り”」
新卒で大手総合商社に入社した彼女。財務経理や投融資部門で順調にキャリアを積み重ねていたが、ここ数年、新たな仕事への挑戦を考えていたという。しかし、これぞという仕事に出合えず悩んでいたところ、新型コロナウイルスの蔓延が始まった。
「2020年の緊急事態宣言下、当時勤めていた会社も在宅勤務に切り替わりました。先行きが見えない状況のなか、痛感したことが“人生は一度切り”ということ。自分のやりたいと思うことにチャレンジしていかないとどんどん時間が過ぎていく――。そこからまた気持ちを切り替えて仕事を探し始め出合ったのが今の会社です」
彼女が新しい挑戦の場として選んだのは、TikTokをはじめとするショートムービーに特化したインフルエンサーマーケティングを行う会社。そこにはある強い思いがあった。
「学生の頃からストリートダンスを習っていて、チームで出場した2019年のストリートダンスの大会では世界大会まで勝ち進み、世界4位に選ばれました。けれどそんな実績を出してもダンスだけで食べていける人は日本ではほんのひと握り。なのでこの会社を通して、表現者がSNSを通じてマネタイズできる世の中を実現したかったんです」
現在彼女は、MCN(マルチチャンネルネットワーク)事業部の統括として、会社の経営戦略に携わっている。まったくの畑違いといえど、前職で培ってきた投資や融資の知識は、今後の会社の方向性を考える際に役立っているそう。
「『自分が投資したいと思える会社』という視点に立って経営戦略を考えています。先を見据えて、常に新しいビジネスを生みだし、所属するクリエイターがここに所属してよかった、と思えるような会社したいです」
Q1.初対面の男性で気になるところは?
――笑顔
Q2.寝る前に必ずすることは?
――飼っている猫のふーちゃんを愛でる
Q3.理想の上司を有名人に例えると?
――佐藤二朗さん
Q4.あなたにとって仕事とは?
――生きる原動力であり、人生の挑戦の場