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2020.03.21

【三代目 J SOUL BROTHERS】登坂広臣「いろんな色が混ざった虹色が俺たちだと言える」

2020年11月10日にデビュー10周年を迎える三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE。7人で成し遂げた数々の偉業、ソロ活動から得たもの、挑戦への原動力など、メンバーひとりひとりにこの10年分の想いを聞いた。

登坂広臣

ギラギラしているところも変わらずに持ち続けたうえで、余裕感が生まれた

登坂広臣はかつて、自ら作詞を手がけた楽曲「RAINBOW」(2018)で「ぶつかり合うほど絆の意味を知り 雨上がりの美しさを知る」と綴った。

「10年前の自分たちは、7人で1色だったと思います。いろんな色が混じった虹色が俺たちだ、と言えるようになったのはこの数年。ひとりひとり個人が色濃く出始めて、それぞれのフィールドを持ったことでそういう表現の仕方が自然と生まれてきました。一方で、7人でいるとずっとバカみたいに喋っていたり、くだらないことでいつも笑っていたり、そういうお互いの関係値は本当に昔から何も変わらないなと感じます」

’19年のドームツアー『RAISE THE FLAG』では、再びライヴ動員数記録を塗り替えた。

「多くの方々に応援していただいていることを改めて感じました。数字がすべてではないですけど、久しぶりに7人揃ってのツアーでまた動員数が上がったことは、自分たち自身でこのグループの大きさを再確認できましたね」

10周年を迎えても留まることを知らず成長を続ける。その裏側にあったものを、登坂は冷静に振り返る。

「端から見ると、順風満帆でどんどん規模を大きくしてきたように見えるかもしれません。でもそのための努力だったり葛藤だったり、この10年は、見えないところでそういう波の繰り返しだった気はします。

『R.Y.U.S.E.I.』で多くの人に知っていただく前は、アリーナツアーやリリースをコンスタントにしながら『あとワンステップ上にいくためには、何かもうひとつ必要だな』と思っていたし、あの曲で新たなステージに上がれた後は、そこからどこへ向かうのかという悩みがありました」

’18年のドキュメンタリー映画『SEVEN/7』で、登坂は「今はもう三代目でやりたいことがない。アウトプットばかりしてきて、ガス欠になっている気がする」と言葉を漏らしていた。

「とにかく走り続けてきて、’17年のドームツアーで最多動員記録を出した後、やりきった感がすごかったんです。この後、国内でこれ以上何をすればいいんだろう、と思っていました。自分たちがずっと求めていたことではあるんだけど、いざ達成してみると喪失感があった。その感覚はたぶん、みんなどこかにあったと思うんですよね。だから’18年はそれぞれがひとりで旅に出た。自分も1年間ソロで活動して、それまで当たり前だった環境の大事さを再確認できました。そこから7人でまた集まって動きだした’19年は、クリエイティブな部分で新しさやパワーが生まれて、グループとしての変化を肌で感じられましたね。ギラギラしているところも変わらずに持ち続けたうえで、余裕感が生まれたなって」

登坂広臣

その感覚は、ツアー『RAISE THE FLAG』にも反映されたという。

「いつもは映像や演出を駆使して総合エンタテインメントを目指していたんですけど、今回はなるべく削ぎ落としてシンプルに7人の姿を見せよう、というのがコンセプトでした。そういう角度でライヴを作れるのも、時間が自分たちを成長させてくれたからなのかなと思います」

踊り場を抜けだして、次に向かう。10周年とパーフェクトイヤーが重なる’20年にも、余計な気負いはない。

「メンバーひとりひとりが年齢を重ねてグループとしても成熟した今、肩の力をどんどん抜けるようになりました。今年は後輩のグループや会社全体に気合いが入っていると思うんですけど、僕らはいい意味で一線を引いて、自分たちの10周年をファンのみんなと楽しみながら噛み締めたいと思っています。『今は三代目でやりたいことがない』と言っていた当時の自分からは、なかなか想像がつかなかった姿ですね。これから先も、インプットとアウトプットの時間を両方大事にしていれば、グループで新しいことをやろうという考えがもっともっと生まれてくるんじゃないかなと思っています」

さまざまな仕事のなかで「ステージに立つことが一番の楽しみ」と語るが、同時にその視界にはさらに大きな夢を映している。

「LDHで学んできたからこそ、LDHとはまた違う形のエンタテインメントを発信していきたいという思いがあります。HIROさんとも最近よくそういう話をさせてもらっているんですよ。HIROさんの後継者でありながら、HIROさんとは違う存在になりたい。『自分が育てたアーティストが自分のポジションに立つことを理想としているから、任せられる部分は任せていきたい』と言っていただけています。音楽だけでなく、もしかしたら自分がプロデュースするグループがこれから先に出てくるかもしれないし、ファッションや食のような別の分野で挑戦するかもしれない。自分が中心になってカルチャーを発信できる場を作りたくて、いろいろ計画中です」

これから先の10年を問うた時、「未来のことは誰にもわからないし、約束もできない。だからこそ人生は面白いのかなと思う」と登坂は答えた。一度は見失いかけた足元を固めて、歩み続ける真摯さが彼を前へと進めていくのだろう。

三代目 J SOUL BROTHERS

Hiroomi Tosaka
1987年東京都生まれ。ボーカル。2018年にソロアリーナツアー「HIROOMI TOSAKA LIVE TOUR 2018“FULL MOON”」を全国11都市で23公演開催し、24万人動員。アーティスト・表現者として活動の幅を広げている。

DIRECTION=島田 明

TEXT=斎藤 岬

PHOTOGRAPH=片桐史郎(TROLLEY )

STYLING=渡辺康裕(W)、遠藤慎也(椅子)

HAIR&MAKE-UP=下川真矢

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