1972年の設立以来、一貫して日本(福井県・鯖江)製の高品質なアイウエアを生み出し続ける「EYEVAN」。その眼鏡をかけた熱き男たちを写真家・操上和美が撮り下ろす連載「男を起動させる眼鏡#6」。
PERSON 06
俳優/映画監督 奥田瑛二
昔から眼鏡に親しんできた奥田氏。今でこそ視力補正の意味合いが強まったものの、若い頃には伊達眼鏡を積極的に楽しむ時期があったという。
「眼鏡をかけることで、自分以外の誰かになれる気がしたのです。そういう意味で色んな眼鏡を試しました。でも、一番好きなのはボストン型などクラシックなデザイン。イギリスやフランスなどに出かけた時は、蚤の市でアンティークをよく探し廻りました。古いものやクラシックなアイテムは独特の重みを持っています。そしてその重みに堪えるには、男もある程度の年齢を重ねる必要があると感じます。眼鏡や万年筆と同様に、スーツも単なる若造ではその重みに負けてしまうもの。ある先輩の助言を得て、僕は数年前から吊るしのスーツではなく、本式のオーダーメイドに切り替えました。そういったスーツを遊びのシーンでも気負いなく着こなせて、ようやく本式の男になるのだと思います」
今回着用しているスーツは、なかでも奥田氏お気に入りの英国調3ピース。眼鏡もそのスタイルにマッチする1本として、10 アイヴァンのツーポイント型をチョイスした。
「流行などに左右されない、クラシカルな重厚感を備えているところが秀逸。こういったメタルのアンティーク眼鏡も幾つか持っていましたが、かけると意外に重かったり。ですが、このツーポイントは本当に軽やかなかけ心地。仕事から遊びまで気持ちの面でもピントが合う、素敵な1本に出合うことができました」
Eiji Okuda
俳優・映画監督。1979年『もっとしなやかに もっとしたたかに』で主役デビュー。以降、映画、舞台、テレビなどで活躍。2001年には映画『少女~an adolescent』を初監督。’06年の監督作『長い散歩』ではモントリオール世界映画祭グランプリはじめ三冠を受賞するなど、映画監督としても活躍している。
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