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2023.12.26

名建築の所有者に!? 伊豆高原の森に佇む、分譲型ホテルレジデンス「TIMELESS COURT IZU」とは

時計にしてもクルマにしても新しいものだけに価値があるわけではない。本当にいいものは、時代を超えて輝き続ける。1990年代の名建築を未来に残す「TIMELESS COURT IZU(タイムレス コート イズ)」のリノベーションを手掛けた建築家・浜田晶則氏がその意義と自らの思いを語った。

伊豆高原に誕生する分譲型ホテルレジデンス「TIMELESS COURT IZU」

目指すは脱“スクラップ・アンド・ビルド”

絵画や彫刻、音楽などと同じように、建築もまた芸術のひとつといえる。1980〜90年代の好景気の時代、いわゆるバブル期には日本でも多くの芸術的価値を持つ建築が生み出された。

伊豆高原に誕生する分譲型ホテルレジデンス「TIMELESS COURT IZU(タイムレス コート イズ)」もそんな歴史的価値を持つ建築物をリノベーションしたプロジェクトとなる。

「日本の現代の建築は新築至上主義で進んできたところがあって、スクラップ・アンド・ビルドが当たり前のように行われてきました。でも最近、新築からある程度時間がたった建築の価値を見直すという風潮も生まれてきています。

ただ壊す、廃棄するのではなく、積極的にリノベーション、リニューアルして、アップサイクルする。そのことでより価値を高めることができるのではないかと思っています」

そう語るのは、「TIMELESS COURT IZU」のリノベーションを担当した建築家・浜田晶則氏。6,758㎡の広大な敷地に建つ「TIMELESS COURT IZU」は、もともと1990年に企業の保養所として建築家・新居千秋氏の設計で造られた。精緻(せいち)で贅沢、挑戦的なデザインで、次世代に伝えるべき建築として『JIA25年建築』にも選定されている。

建築家・浜田晶則氏
浜田晶則/Akinori Hamada
1984年富山県生まれ。2012年東京大学大学院修士課程修了後、2014年にAHA 浜田晶則建築設計事務所設立。「綾瀬の基板工場」(2017)、「torinosu」(2020)などを手掛ける。コンピュテーショナルデザインを用いた設計手法により建築とデジタルアートの設計を行い、人と自然と機械が共生する社会構築を目指している。

アートピースのような名建築

「この建物の設計者である新居氏は、設計する際に生じる複雑な問題点を数学者のように計算式を用いて解決しています。例えば、今回のドームの天井を三角分割して平面の集合で構成するときに、計算によって分割のルールを決めています。そんな彼らしいポストモダンを感じさせる建築で、東洋と西洋、歴史と現代が見事に調和する、まるで上質な工芸品のような趣です。

建築物としてもとてもしっかりと造られています。通常は大型のプロジェクトしかやらない大手ゼネコンが手掛けているのですが、細かいタイルや金具まで上質なものを使っている。いま、これを再現しようと思ったら、いったいいくらかかるんだろうというくらい贅沢ですし、施工技術も高い。

まさにアートピースのようなこの建築を、50年後、100年後まで残すには、どのようなリノベーションを行うべきかを考えました」

分譲型ホテルレジデンス「TIMELESS COURT IZU」のオリジナル建築
オリジナルの建築は2015年度「JIA25年賞」受賞作品。名建築家として知られる新居千秋氏が設計。幾何学的デザインの屋根や伝統工芸のようなディテールは、現代でも新鮮に映る。

浜田氏がたどりついたコンセプトは、“TIMELESS”。時間軸を超えるリノベーションを行うことだった。

「何十年かけて育ち、さらに長年使われた古材や自然物である石などを使うことで、時間そのものを超えられないかと考えました。

もともとの建築のよいところを残しながら、新たに手をいれる部分も当時のモチーフを参照しながら、新旧がわからない状態を目指しました。古いとか新しいとかを感じさせない建材を多く使うことで、時代を経ても変わらない新しいスタンダードを生み出すことができるのではないかと。

もちろん照明や空調設備などは最新のものに変えつつ、本来この建築が持つ価値を最大限活かすようにリノベーションを計画しました」

「伊豆といっても海からは少し離れているんです。近くには一碧湖(いっぺきこ)があって、自然豊かな森のなかに建っている。元気にワイワイ過ごすというよりは、穏やかな時間を過ごせる場所だなと感じました。

外に出なくてもこの建物のなかだけでゆったり過ごせる。そんな隠れ家、リトリートのような建物になればいいと思いました」

東京からは電車でも自動車でも100〜120分程度の距離。近隣にヘリポートもあり、アクセスはかなり便利だ。

有事の際は地下室が核シェルターに

「TIMELESS COURT IZU」はホテルでも別荘でも、リゾートマンションでもない分譲型ホテルレジデンス。

全11室ある部屋のオーナーになれば、賃料収入を確保しつつ、ホテルのように清掃もしっかりされていて、アメニティもタオルも揃った状態で迎え入れてもらえ、面倒な維持管理の必要もない。

施設内にはレストランがあり、コンシェルジェが常駐。共有のプールや温泉、ジムやプライベートサウナも設置されるという。各居室にはカスタマイズ可能な地下室が付属しており、有事の際の核シェルターにも変更可能だ。

コロナ禍以降、私たちのライフスタイルは大きく変化した。

リモートワークが可能になり、ライフワークバランスではなく、これからは、人生と仕事を一体化する“ライフワークインテグレーション”の時代になるといわれている。働く時間も場所も自由になっていく時代に、「TIMELESS COURT IZU」のような分譲型ホテルレジデンスを購入することは、人生をより豊かにする選択になるはずだ。

それは単に「新しい住処を手に入れる」ということだけではない。

自らの投資が歴史的価値を持つ建築を守ることにもつながるのだ。お気に入りの画家の絵画を所有するのと同じような歓びを「TIMELESS COURT IZU」はきっと与えてくれるに違いない。

The Garden

大きなプライベートガーデンを望む、リビングと離れのあるスイート。

The Court

贅沢なリビングダイニングと2家族泊まれるスイート。

問い合わせ
TIMELESS COURT IZU/634 info@timelesscourt.com

TEXT=川上康介

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