平常時は年に5ヵ月をハワイで過ごす本田直之さんが現地から情報をお届けする連載「#本田直之のハワイ新常識」。第3回となる今回は、意外と何を使うべきか悩む交通手段について。良心的な値段と質のよいサービスでお勧めのチャーリーズタクシーを紹介する。【過去の連載記事】。
空港からの移動手段はチャーリーズタクシーを!
「#本田直之のハワイ新常識 1」でハワイに戻った際の話をしたが、空港到着時はイミグレーションを通り抜けた後、以前は右が個人客出口、左に行くと団体出口と分かれていた。ただ、僕がハワイに到着した2022年7月中旬は、左の団体出口しか開いていなかった。ここから出ると、個人出口を出て右に行けばすぐにあったタクシー乗り場まで、大荷物を持ってぐるーっと回らなければならない。しかも今、空港につけているタクシーがとても少ないのだ。前回の帰国の際は一台も止まっていなかったため、車を呼ぶ羽目になったが、今回はかろうじて3台止まっていた。
しかし昔からそうだが、空港につけているタクシーはあまりお勧めできない。車も年季が入っているし、ドライバーの英語も怪しいことがある。そこで日本人観光客が利用するようになったのがUberだ。英語を話さずとも目的地までピタリとつけてくれる便利さと、何より料金が先にわかるのがいい。でも実はUberも驚くほど値上がりしている。おそらくワイキキまでは、時間帯や道路事情で料金の差はあるだろうけど、55ドル〜60ドル程度ではないだろうか。しかも空港でのUberピックアップ指定場所が、2階の出発口。これも移動があって不便である。
そこでお勧めしたいのがチャーリーズタクシー。いわゆる空港送迎してくれる定額タクシーだ。日本語のホームページがあるのでシステムがわかりやすく、ホームページやアプリで予約ができる。万が一、空港でタクシーが一台も待っていなかった場合は、日本語トールフリーの番号にかけて呼ぶことも可能だ。その料金は、空港からワイキキのホテルまでだと片道31ドル(チップは別)という定額制。かなり安いと思う。先日、僕が空港からアラモアナ周辺まで空港にいたタクシーに乗った際は35ドル。となると、ワイキキまでだと40ドルを越えるのではないだろうか。
Uberもチャーリーズも、それぞれ乗り場があることを忘れずに
チャーリーズタクシーの空港からの乗車の仕方もお伝えしたい。あらかじめ予約を入れ、空港の団体出口に出たら、電話をかける。ホームページにはピックアップ場所が提示されているが、人が待っていることがほとんどないし、わかりにくいので電話をかけた方が簡単だ。ちなみにゴルフバッグやサーフボード、そしてトライアスリートの必需品の自転車などを積む場合は、追加料金(5ドル)がかかるので注意を。
チャーリーズは空港送迎だけでなく、観光地への定額料金も設定している。たとえばビショップ・ミュージアムへは29ドル、ワイケレショッピングセンターで66ドル、クアロア牧場で95ドルだ。レンタカー、Uber、そしてワイキキの駐車場の値段が高騰している今、ハワイでの移動、とくに空港往復はチャーリーズ一択だ。
夜、ディナーに出かけた際には、できるだけ店にタクシーを呼んでもらうことを勧めたい。その際、僕ならドライバーの質や車の状態がそこそこいいポニータクシーかハナタクシーをお勧めする。どちらも24時間配車サービスをしているし、ハナはオペレーターに比較的日本語が通じるそうだ。
そしてレンタカー情報も。以前と比べ、ハワイにはレンタカーが少ない、かつ料金が高い。だからハワイでどうしても車を利用したいと考えているのなら、日本から早めに予約しておくこと。さらにいうとピックアップは空港で。ワイキキ周辺のレンタカー屋はとにかく常に混んでいるので、なかなか手続きして乗車できない。手っ取り早く空港でピックアップし、帰国する際に返却するのがとても効率的だ。
最後にチップ事情を。僕がよく日本からハワイに来る友人から聞かれるのは、タクシーに乗った時のチップだ。結論から言うと、タクシードライバーにチップは必要。通常は利用料金の15〜20%が相場。ついでにいうと、レストランも、そこそこの店ならミニマム20%。ランチでとても簡単な店だったら15%といったところ。チップは彼らの大切な収入源なので、円安、物価高ではあるものの、必要な金額と認識してほしい。
問い合わせ
チャーリーズタクシー TEL:808-233-333