サウナーやビジネスエグゼクティブが出張に出かける際の常宿として、密かに人気を集めているのが「カンデオホテルズ」だ。その秘密を体験すべく、2021年6月にオープンした「カンデオホテルズ京都烏丸六角」を訪れた。
体験価値の焦点を絞り、星以上の満足感を提供する
京都駅からアクセス至便な烏丸六角は、エースホテルなど、ホテルの開業ラッシュに沸く話題のエリアだ。その一角、古き良き風情が残る通りに「カンデオホテルズ京都烏丸六角」はある。
2021年6月にオープンした当ホテルは、京都市登録有形文化財に指定されている京町家(旧伴家住宅)を保存改修し、滞在型ホテルとしてリデザイン。「京町家ラウンジ」としてのレセプション棟のほか、24時間利用できるライブラリーやセルフ式のバーが併設されていて、伝統的な京町家の雰囲気を気軽に楽しむことができる。その奥に進むと突如として視界がひらけ、地上10階建ての和モダンな客室棟と大浴場棟が現れる構造だ。
カンデオホテルズは2005年に創業し、現在までに全国23店舗を展開。業界最高水準の展開スピードを維持しているのだが、その背景には、「唯一無二の4つ星ホテル」というコンセプトから導き出される顧客満足度の高さがある。
まずは客室。「カンデオホテルズ京都烏丸六角」は全106室あるが、内装はシックで上質な雰囲気でまとめられ、インターネット対応のテレビや無料Wi-Fiも完備。これだけでも快適に過ごせる条件が揃っているが、特筆すべきはベッド。全室にシモンズ社製の高級マットレスが導入されているので、寝心地がとにかく良く、旅先とは思えないほどよく眠れる。
夜は「天空のスパ」と呼ばれる大浴場へ。大理石調のラグジュアリーな空間は、風が吹き抜ける外湯になっている。カンデオホテルズは全店に露天風呂とサウナを完備するが、そのクオリティの高さはプロサウナーのお墨付きで、「SAUNACHELIN(サウナシュラン)2020」を受賞するほど。ラグジュアリーな雰囲気のなか外気浴を楽しみ、心身ともにリフレッシュできる。
次の日の朝は、京町家ラウンジで「京のおばんざい朝御前」をいただくことからスタート。折詰の朝食は「旬の食べ合わせを愉しむ」ことをテーマにした14品のおばんざいとごはんで構成されていて見た目も華やか。全体的に優しい味つけで、丁度よい具合で胃が満たされる。内容は日替わりで提供されるので、数日間の滞在でも飽きることがなさそうだ。
「寝る」「スパ(大浴場)」「朝食」という、ホテルに宿泊する際の満足度を左右する要素において、4つ星以上の体験を提供している「カンデオホテルズ京都烏丸六角」。5つ星ほど肩肘張らずに過ごせ、かつ身体を休め寛ぐには申し分ない上質なサービスと空間は、他のチェーン系のホテルにはない居心地の良さを約束してくれる。まさしく、ビジネスエグゼクティブが出張時の常宿とするのにピッタリのホテルといえるのだ。
カンデオホテルズ京都烏丸六角
住所:京都府京都市中京区六角通烏丸西入骨屋町149
電話: 075-366-2377
エグゼクティブキングルーム¥16,500~、プライベートスパキングルーム¥25,000~