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2021.05.18

社会を見る目が一変する!? 「新たな視点を与えてくれる1冊」

本は自分の世界を広げてくれる最高のツールであり、読書は自己の成長や共感、新たな視点を発見する機会を与えてくれます。書籍紹介ページの担当であり根っからの読書愛好家のゲーテ編集部員が、世の中を見る目をがらりと変えてしまうような本を紹介します。

自分の考えなんて全然及ばない世界があることを思い知らされる

『桐島、部活やめるってよ』や『何者』などの代表作で知られ、平成生まれで初めて直木賞を受賞した人気作家・朝井リョウさん。その作家生活10周年を記念して執筆された作品のひとつが、『正欲』(新潮社1,870円)です。

不登校になってしまった小学生の息子を持つ検事の寺井啓喜、男性への恐怖心をぬぐえない女子大生の神戸八重子、とある秘密を抱え波風立てないように生きる契約社員の桐生夏月という3人の視点で主にストーリーが展開していきます。

この作品を通して描かれているのは、「多様性」を叫びながらもひとつの方向へと導いていこうとする世界への違和感。「多様性を認める」という主張や社会の風潮は一見、誰もが住みやすい世の中にするために必要不可欠なことのように思います。しかし、その多様性とはあくまでも「想像ができる範囲での多様性」に過ぎず、そこからはみ出した人に対しては許容しません。マイノリティの中のマイノリティに属すことになってしまった登場人物たちは、社会に絶望しながらも生き延びるために繋がろうとします。

社会とは何か。多様性とは何か。そもそも私たちが抱いているさまざまな欲望は”正しい欲”なのだろうか。自分の考え方、生き方を根本から揺さぶってくる衝撃的な1冊です。

日本をコロナの脅威から救うため、歴史上の偉人たちが最強内閣を組織した

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(サンマーク出版1,650円)は、新感覚のエンターテインメント小説です。新型コロナの初期対応を誤った日本の首相官邸でクラスターが発生。なんと総理大臣が死亡し、日本国内はかつてないほどの混乱に見舞われた。そこで政府はAIとホログラムによって歴史上の偉人たちを復活させ、最強の内閣を組織してこの未曾有の国難に立ち向かうというストーリーになっています。

その内閣の布陣が超絶豪華。
総理大臣:徳川家康
官房長官:坂本龍馬
経済産業大臣:織田信長
財務大臣:豊臣秀吉
外務大臣:足利義満
文部科学大臣:菅原道真
IT担当大臣:平賀源内
など、まさに日本の英雄オールスターという感じで、歴史好きの僕としてはこの錚々たるメンバーを見ただけでワクワクが最高潮に。

「コロナを収束させ、国民の信頼を取り戻す」というミッションのもと、その突き抜けたリーダーシップで東京ロックダウン、50万円給付金、令和版楽市楽座、リモート万博などの政策を迅速に実行していくさまは、実に痛快で爽快。「今、こんな政治家たちがいたらどんなにいいだろうか……」と思わずにはいられません。

何か困難に直面した時「あの偉人だったらどう考え、行動するか」という視点で物事を考えてみると道が拓けることもあるでしょう。

誠実さを武器に真っ当に這い上がった”六本木の夜の帝王”

“六本木の夜の帝王”こと人気高級クラブ「クラブチックグループ」の創業者で、ワインと食の総合ビルの代表取締役である守川敏さんの半生を『島耕作』シリーズでおなじみの漫画家・弘兼憲史さんがドラマチックに描いた『六本木騎士(ナイト)ストーリー』(幻冬舎1,320円)。ライバル店からの度重なる嫌がらせ、反社会的勢力からの脅迫や暴行、スポンサーからの裏切りなど何度も絶体絶命の危機に陥りながらも、守川さんは敢然と立ち向かっていきます。

「曲がったことは絶対にしない」「刺し違えても仲間を守りぬく」「利益は目的ではなく、結果」など、揺るぎない覚悟と信条のもと、従業員や働く女の子、お客のためにひたすら誠実に振る舞うその姿には、きっと多くのビジネスパーソンが勇気をもらえるはず。

巻末には弘兼さんと守川さんの対談も収録されており、そこで弘兼さんが出世する人の条件として「謙虚で気が利く」ことをあげています。それを地でいく守川さんの生き方に触れれば、”六本木のクラブ経営者=ダーティー”というイメージが覆ること間違いなしです。

TEXT=宮寺拓馬(ゲーテ編集部)

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