HEALTH

2020.12.27

長時間ワークも余裕! スタミナは強い心臓から生まれる【動画レッスン】

長時間のハードワークに耐えるスタミナや持久力、難題にも即座に立ち向かうガッツや反射神経など、仕事で闘う"ビジネス・アスリート"には、スポーツアスリートのそれにも共通する心身のスキルが求められる。自宅にいながら短い時間で道具も使わず、効果の高いエクササイズを、メジャーリーガーをはじめとする世界レベルのアスリートのみならず、著名な経営者や多くのビジネスパーソンが慕う人気トレーナー、吉田輝幸さんに教わる。【吉田輝幸の目指せ! ビジネス・アスリート30】

一度の拍動をパワフルにする心肺強化トレーニング

数あるスポーツのなかでも、スタミナがものをいう競技といえばマラソンやボクシングがあるだろう。前回、吉田輝幸さんに教わったとおり、スタミナ=心肺持久力だが、プロのランナーやボクサーの心肺の強さは「安静時心拍数」からわかる。

安静時心拍数とは人が安静にしているときの1分間の心拍数のことで、数値が低いほど心臓の機能が高いことを示す。同じ量の血液をポンプで送り出すにも、少ない拍動で済めば効率がよく長時間パワーを発揮できるからだ。健康な成人男女の安静時心拍数は60〜80回とされるところ、アスリートなら50回台、40回台の人もいるという。

「彼らの心臓がいかに強いかということです。心臓は、車でいうところのエンジンです。エンジンのパワーは排気量の数値で表せますが、排気量が大きければエンジンパワーは大きく、強ければ強いほど、加速性能に優れ、エンジンの回転数を抑えることができるわけです」(吉田さん)

ところが、心拍数が高い場合、同じ量の血液を送り出すにも多くの回数を拍動しなければならない。運動時など大量の血液を送り出す必要があるときには、すぐに負担が大きくなって心臓が疲弊してしまう。

「特に病気でもないのに、階段を上り下りしただけで動悸がしたり、息切れしたり、普段の生活でもすぐに疲れて動けなくなってしまう人は、心肺機能が不足しているかもしれません。ESDトレーニングで強化しましょう」

〈運動時間と休息時間のめやす〉
●初期段階・・・「運動10秒・休憩30秒」✖️「3セット」
●慣れてきたら・・・1セットを「運動15秒・休憩30秒」「運動15秒・休憩15秒」と負荷up。
●この秒数に限らず、運動と休憩とを「1:3」→「1:2」→「1:1」→「2:1」→「3:1」を目安に負荷をかけていこう。

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Teruyuki Yoshida
パフォーマンス、スペシャリスト。トレーナー歴25年で数多くのトップアスリート指導からヒントを得て最短で最大の効果を出せる「コアパフォーマンス®︎」を考案し、数多くのトップアスリートやアーティスト、ビジネスパーソンのトレーニング指導をおこなっている。

TEXT=野田まゆ

PHOTOGRAPH=鈴木規仁

COOPERATION=LDH SPORTS

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