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GOLF

2021.02.19

目的を明確に! 短時間で効率的なアプローチ練習法

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム130回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

寒い時期の練習には集中して効果的な練習を行う

ゴルフはしばらくクラブを握っていないと、グリップの感覚が衰え、せっかく身についたスイングを忘れてしまう。素振りやインドアの練習でも効果はあるが、やはり定期的に野外でボールを打つ練習をすることは欠かせない。しかし、新型コロナや寒さの影響で、コースや練習場へ行く機会が少なかった人も多いのではないだろうか。

2月も半ばを過ぎ、寒さのピークは過ぎたとはいえ、まだまだ防寒着は手放せない。寒い中での練習は体が動きにくいし、着込んだ服が体の動きの邪魔になることもあるから、ボールがまっすぐ飛ばなかったり、飛距離が出ないことがある。せっかく練習をしても、うまくいかないことにイライラしたり、飛距離を出そうと力んでフォームを崩してしまっては意味がない。

寒い時期はどうしても暖かいシーズンに比べて、練習する環境としては良い条件ではないので、時間をかけて練習しても十分な効果が上がるとは限らない。寒い時期の練習はしっかりと目的を明確にし、効率的な練習を心がける必要があるだろう。そこで、寒い時期に短時間で効率的な練習をする方法を紹介しよう。 

動画や球筋でスイング確認

短時間で効率的に練習するには、目的を明確にすることが大切だ。練習は「スイングの確認」と、「実戦感覚の確認」の2つに絞り、前半と後半に分けて練習をすることをお薦めしたい。

スイングの確認では、自分なりにチェックポイントを設けて、動きが正しくできているか確認しよう。例えば、スイング軌道がアウトサイドインのカット軌道になっていないか、リズムよく振れているかなど、現在課題としているポイントだ。スマホなどでスイング動画を撮影して、チェックポイントを確認してみるといいだろう。ここでは動画のチェックだけではなく、球筋のチェックもしたい。アウトサイドイン軌道のスライサーなら、スライスの曲がり幅が少なくなっているか、出だしのボールがどの方向へ飛んでいるかなど、球筋からスイングの状態を確認することもできる。

動画や球筋でスイングを確認したら、その場で直そうとしなくていい。寒い環境での練習では、ボールを打った時のスイングがどうなっているのかを確認するだけにして、スイング動作の修正は別に行ったほうが効率的だろう。寒い中で我慢して練習するよりも、後で素振りやシャドースイングをして動きを体に覚えこませてほしい。

最近は、オンラインでアドバイスをしてくれるコーチも増えているので、撮影した動画をプロの目で見てもらってもいいし、自分の良いときと悪いときを比較して自分なりに原因を分析してもいい。そのように色々と工夫をしながらスイングチェックを繰り返していけば、コースで調子が悪いときも、自分なりに原因を把握して対応する修正力が身につく。

実戦を想定したターゲットを狙う練習

前半でスイングチェックを行ったら、次は実戦を想定してターゲットを狙う練習を行う。ターゲットの距離は50ヤード~250ヤードの範囲で、50ヤード刻みで目標を設定し、そこに狙いを定めて球を打つようにする。できれば、左、真ん中、右とそれぞれの距離で3つのターゲットを設定するといいだろう。その際に、アドレスの向きやルーティン、距離感なども確認しながら行ってほしい。本番を想定してターゲットを狙うことで、コースでの方向感覚や距離感を養うことができる。この時にターゲットにボールが飛ばなかったり、距離が出ないからといってムキになってボールを打ってはいけない。

ここでは実戦感覚を養い、ボールの飛ぶ方向や飛距離を確認しておくことが大事なのだ。例えば、練習をする中で「100ヤードの左のターゲットを狙っているのに、どうしても右にボールが飛ぶ」ということがあった場合、左のターゲットに対して右を向く癖があるのかもしれない。その場合、自身の傾向を踏まえて、視覚や体のアライメントを修正するために、「立ち方の練習」をするといいだろう。クラブやスティックなど棒状のものを足元において、アドレスの向きを確認しながら立ち方を矯正する練習を行うことで、コースでもターゲットに対してまっすぐ立つことができる。最後に余裕があれば、50ヤード以内の距離感の練習をしておけば、グリーン周りのアプローチにも自信を持って臨めるだろう。

寒い時期の練習は、思い通りに結果がでないことが多い。そんなときに、うまくいかないからといってやみくもにボールを打っても仕方がない。練習前に「今日は100球だけ打つ」と決めるなど、あらかじめ打つ球数を決めると集中して練習ができる。条件の悪い時期でも、工夫次第で効果的な練習はできるはずだ。寒くても地道な練習を積み重ね、暖かな春を待とう。

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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