CAR

2022.03.13

【試乗】雪国を遊び尽くす! ラグジュアリーな体験をもたらすジープ「グランドチェロキーL」

一面が銀世界の北海道・旭川。大雪山の稜線が見落とす街でジープの試乗会が開催された。旭川は北海道第二の都市。街から約30分〜1時間内に、初級者から上級者まで楽しめる人気スキー場が点在する。生粋のスキーヤーでもある小誌編集長・池上雄太が久しぶりに訪れた旭川の探索に、そしてスキーにと「グランドチェロキーL サミットリザーブ」を体感した。

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Photograph:Stellantisジャパン

極上の体験を目指し、雪国旭川で開催された試乗会へ

試乗会の会場である「OMO7旭川(おもせぶんあさひかわ) by 星野リゾート」のクルマ寄せに、圧倒的なラグジュアリー感で鎮座する「グランドチェロキーL」。JEEPのフラッグシップカーが、3列シートと最大定員6名のフルキャパシティを携えて生まれ変わったのだ。池上はすぐさまエンジンをかけ、街に乗り出してみた。

旭川は街が碁盤の目となっていて、とても走りやすい。それでも雪道に慣れていないからと、ハンドルを握った池上も、最初のうちはやや緊張気味だった。しかし街を走るにつれ、「ジープといえば冬は厳しい寒さが続く、ミシガン州デトロイト育ち。そんな環境で鍛え上げられたクルマだけに、旭川の雪道試乗での高性能っぷりは言わずもがな」と、早くも感服の面持ちだ。

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北海道で最も高く、日本の百名山にも選ばれている大雪山旭岳。

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バルティックグレーメタリックC/Cのボディカラーが雪道に映える。力強く美しいフォルムは、ラグジュアリーSUVの先駆け「ワゴニア」のDNAを受け継ぐスタイリング。Photograph:Stellantisジャパン

ラグジュアリーな室内空間に、新しいショーファーカーの予感!?

アウトドア、キャンプブームも追い風となり、今や空前のSUV人気。Stellantisジャパン代表取締役のポンタス・ヘグストロム氏は「コロナのパンデミックによって、クルマは個人のスペースが確保できる安全な移動手段と再認識され、その需要は増えました」と話す。

その点、グランドチェロキーLの室内空間は最上級だといえよう。まずはキルト風に仕上げたデュベロブラウンのパレルモレザーシートはしっとりと体を包み込む上質感。エアーコンディショナーは4つのゾーンで温度とエアフローが調整できるので、同乗者すべてにパーソナライズされた快適な空間をつくる。

「室内が快適だと、遠出の出張にもクルマを選びたくなる。しかもマッキントッシュのオーディオの音が最高。誰にも気兼ねなく好きな曲を大音量で流しながら移動できるのなら、断然クルマを選ぶでしょう」

車内に絶妙に配置された18基のスピーカーから流れる音は、もはやカーオーディオの域を超えている。

「インテリアにレザーやウッドを使っているのが、大人にふさわしいエレガントさであり、ラグジュアリー。ショーファーカーとしてもありなんじゃないか? グランドチェロキーから降り立つエグゼクティブって、最高にイケていると思う」

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サンルーフを開け、一気に開放的になった車内。パレルモレザーがシートだけでなく、サイドパネルなど贅沢に使用されている。

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オーディオ好きにはおなじみの米国老舗オーディオブランド「McIntosh®️」のサウンドに包まれながらのドライビング。

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インテリアカラーは、テュベロブラウン/ブラック。レザー×ウッドのオーセンティックな高級感とハイテク使用のキャビンがエクレクティックな空間をつくる。

雪道で実感した「スノーモード」の安心&安定感

翌日は早朝からスキーをクルマに積み込んで、旭岳を目指す。電動可倒式の3列目を倒すとカーゴスペースが一気に広がり、スキー靴もスキー板もそのまま積める。また路面状況に応じて「ROCK」「SAND/MUD」「SNOW」「AUTO」「SPORT」の5モードから走行モードを選択できるトラクションコントロールシステムも搭載。雪が積もった市街地も安心して走行できるのだ。

「スノーモードはスキーに行く時には最強。そして仲間でキャンプに行くときはシートにせよ、カーゴスペースにせよ、フレキシブルに対応できて、心と体に余裕が持てる。エアサス車高を調整できるから、たとえ行き先でタフな道に遭遇してもまったく心配なし」

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スキー板やシューズを積んで、いざ出発。「OMO7旭川」内には、2021年より12月1日〜3月31日までの期間、VECTOR GLIDE直営店「WHITE TIME ASAHIKAWA」がオープンし、ニューモデルのスキーやスノーボードのレンタル、グッズの販売も行う。

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街中の運転とスノーモードで雪道に自信がついた池上は、自ら旭岳に向けての運転を買って出た。

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路面の状況に最適な走行モードを選択できるトラクションコントロールシステム。5つのモードから選択し、12種類の車両マネジメントシステムを連携させ、オンロードもオフロードも最適なトラクションを実現。

旭川から約1時間。標高2,291mの旭岳は北海道の最高峰である。1,600mまでロープーウェイで登れて、その先には極上のパウダースノー。今や世界中のスキーヤー、スノーボーダーが集まる聖地のひとつ。

今回のスキーには、ヘグストロム社長に加え、今回のジープ試乗会の協賛であり、宿泊先であった「OMO7旭川 by 星野リゾート」を運営する星野リゾート代表・星野佳路氏も参加。ともにバックカントリースキーを楽しんだ。

「星野さんはアグレッシブな滑りだし、ポンタスさんは優雅な滑り。ふたりとも雪道のドライブからスキーまで存分に楽しんでいて、まさにゲーテが理想とするよく働き、よく遊ぶ男。そしてこういう男性にこそ、グランドチェロキーLはふさわしいと感じた」

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大都会から自然の真っ只中まで、あらゆるシーンに映えるフォルム。どんな道でも自信に満ち溢れた走りが可能。

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旭岳のロープーウェイから降り立った3人。左から、星野リゾート代表・星野佳路氏、Stellantisジャパン代表取締役社長のポンタス・ヘグストロム氏、小誌編集長・池上雄太。

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極寒ではあるものの、極上のパウダースノーにテンションを上げて滑走するヘグストロム氏。

絶好の天気にも恵まれたこの日、池上はスキー場との往復だけではもったいないと旭川の市街地をさらにドライブ。コマンドビュー デュアルペインパノラミックサンルーフを開けると、頭上に青空が広がり、日差しが差し込み、車内が一気に明るくなった。マッキントッシュの音に包まれながら、贅沢なドライブ時間。池上は最後に言う。

「このクルマでもっといろいろな場所に出かけたくなってきた。スキーはもちろんのこと、キャンプ、釣り、温泉、そしてロングドライブも。こんなにもいろんなシーンを想像させるクルマは今までなかったと思う。グランドチェロキーLを手にしたら、同時にラグジュアリーな“体験”が待っている。そんなワクワクした気持ちにさせる究極のSUVだと思う」

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グランドチェロキーL Summit Reserve
ボディサイズ:
全長5200×全幅1980×全高1795mm
ホイールベース:3090mm
エンジン:V型6気筒 DOHC
排気:3604cc
最高出力:286ps/6400rpm
駆動方式:4輪駆動(オンデマンド方式)
乗車定員:6名
車両価格:¥9,990,000
Photograph:Stellantisジャパン

問い合わせ
ジープフリーコール TEL:0120-712-812

TEXT=今井 恵

PHOTOGRAPH=杉村 航

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