現役引退後、さまざまなビジネスパーソンと会うことになった上原浩治。顔の第一印象の大切さに気付き始めている上原が、美容に対する意識をさらに上げるため美容医療の専門家であるBIANCA・堀田和亮ドクターの元へ訪れ、疑問を率直にぶつけた。
現役引退後、人気解説者となり変わった見た目への意識
1999年に読売ジャイアンツに入団し「球界のエース」として活躍した上原浩治氏。その後、2009年に渡米し、'13年には日本人初となる米メジャーリーグのワールドシリーズ胴上げ投手になった。'18年に引退後、現在は野球解説者として活躍。自身のYouTubeチャンネル「雑談魂」も人気を集めている。そんな上原氏には、少しずつ気になり始めていることがあるという。
「現役のときは、美容についてまったく気にすることがありませんでした。日焼け止めを使ったことはないし、洗顔もシャワーを浴びたついでにボディソープでささっと洗ってしまうタイプ。現役時代はそれでよかったんですが、最近はテレビで顔がアップで映される機会が増えた。日々の仕事でも、アスリートだけでなく、テレビ局関係者やIT関係者など様々なビジネスパーソンにお会いすることが多くなったんです。顔の第一印象って、重要じゃないですか。もう少しきちっと手入れしたほうがいいかなと思い始めています」(上原氏)
今回、上原氏の美容に関する相談に答えてくれたのが、堀田和亮ドクター。堀田ドクターはボツリヌス治療、ヒアルロン酸注入、レーザー治療などを含む美容外科治療全般を手がけ、これまでに向き合ってきた患者数は10万症例以上。現在、銀座・表参道にある美容クリニック BIANCAで理事長を務める。
堀田ドクターが、さっそく上原氏の悩みに答えた。
「上原さんのお顔の肌の状態は理想的です。健康的で張りがあり、シワもほとんど目立たない。現段階では、治療の必要はないといえます。とはいえ、人間は老化から避けては生きられません。いつか症状が出始めると考えて、美容医療への意識を高めておくことが大切です」(堀田ドクター)
1975年生まれの上原氏は、現在40代後半。40代、50代の男性が感じる「顔の老化」にはどんな症状があるのか。
「男性の場合、シワ、たるみ、シミの3つを改善したいという人が多いですね。特にシワへの相談は増えています。加齢による男のシワは、貫禄や渋みがあっていいと好意的にとらえられることもありますが、相手に逆の印象を与える場合も多い。目尻のシワは老けて見られがちですし、眉間の深いシワは相手に"険しいタイプの人だ"、"不機嫌そうだ"などの印象を与えてしまいます」(堀田ドクター)
ビジネスでは相手に不快感を与えたくない。できれば実年齢よりも若々しく、清潔で快活な印象を与えたい。上原氏が堀田ドクターに、「顔のシワを取り除くのには、どんな方法があるのでしょうか?」と率直に尋ねた。
「シワにアプローチするには、ピーリング、レーザー、ヒアルロン酸、そして、皮膚の切開などの手術を行う方法、さらにはボツリヌス治療という選択肢があります。ボツリヌス治療は注射で手軽に眉間・目まわりの表情ジワを改善することができます。簡単に説明すると、この製剤にはボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の一種が使われていて、筋肉を動かす神経伝達物質の分泌を抑えることで、筋肉がリラックスした状態になり、結果として表情ジワを防いでくれます。ボツリヌス菌といっても決して"毒"を注入するわけではないので安心してください」(堀田ドクター)
治療のメカニズムについては理解できた。だが、上原氏は「正直なことをいうとボツリヌス治療には"なんだか怖い"というイメージはありますね。ドクターの意見を聞いてみたい」と疑問をぶつけた。
「注射による治療ですから、チクッとした痛みはあります。痛みが気になる方は麻酔を使用します。ボツリヌス製剤には厚生労働省が承認しているものとそうでないものがあります。専門の医師がいる美容クリニックで自分に合った治療を受けることが重要です」(堀田ドクター)
納得の表情を浮かべた上原氏は「やっぱりそうなんですね。ところで、ボツリヌス治療の効果はどのくらい持続するのですか!?」と質問を投げた。
「効果の持続期間に個人差はありますが、だいたい3~4ヵ月程度で効果がなくなります。効果を持続させるためには、1年に2、3回、定期的に治療をするといいでしょうね。上原さんは、炎天下にさらされて野球をやっていたにも関わらず、奇跡の肌の持ち主(笑)。ただ、上原さんはあくまで例外的な存在で、40代、50代の大部分は、仕事の疲れやストレスの蓄積もあって、肌が疲れ、シワがどんどん深くなっている人が目立ちます」(堀田ドクター)
美容医療を受けている人は、どのような職種が多いのだろうか。実際にさまざまな顧客を抱える堀田ドクターはこう答えた。
「以前から芸能人やスポーツ選手は多いですね。さらに最近は、会社経営者が増えています。人に会う機会が多いので、見た目の印象を少しでもよくしたいと。若々しさを維持して、社員たちの模範になりたいという意識も高いように感じます。健康的な体を維持するために、トレーニングや食生活の見直しは重要。でも、そうした努力だけでは、シワはなかなか改善できません。美しい肉体のためにもう一押ししたい。そんな気持ちをお持ちの方は、美容医療を考えてはいかがでしょうか。美への考え方も含めて、間違いなく国内でも以前よりは身近な医療になっていると思います」(堀田ドクター)
これまで美容医療にまったく関心を寄せていなかった上原氏も、身近な医療であることを実感してくれたようだ。
「とっても勉強になりました。一流の仕事人を目指すうえでは、やはり美については真剣に考えていかなければならないですね。本日はありがとうございました」(上原氏)
アラガン・ジャパン
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