今、ゲーテが注目するアートとは? 今回は、さまざまなジャンルのデザインに影響を与えたジャン・プルーヴェの展覧会をご紹介。
自らを「構築家」と称した男の創造性
近年、絶大な人気を博しているジャン・プルーヴェ。家具の範疇におさまらず、20世紀の建築や工業デザインにも多大なる影響を与えた「構築家」だ。
本展では、「サントラル」テーブルや、ファサード・パネルといった作品とともに、工業生産化への移行の転機となった引き出し付き折りたたみテーブルなど、代表的な作品をはじめ約120点を展示する。図面やスケッチも合わせて、彼の創造性をより身近に感じられる。
また、現物の解体・移築可能な建築物「メトロポール」住宅(プロトタイプ)など現存する3点を展示。この貴重な機会に、足を運んでいただきたい。
ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで
場所:東京都現代美術館
住所:東京都江東区三好4-1-1
TEL:050-5541-8600
開場:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(9月19日、10月10日は開館)、9月20日、10月11日
料金:¥2,000