断言しよう。今、自分のレストランリストに入れておくべきはカウンターの店だ。なかでもクリエイティヴなカクテルを提供するバーは絶対に行きつけにしておきたい。通えば通うほどパワーチャージできる、唯一無二のカクテルバーから、今回は京都・二条の「THE BAR The Ritz-Carlton, Kyoto(ザ・バー ザ・リッツ・カールトン京都)」を紹介する。
ゲストと心を通わせ、縁をつなぐ唯一無二のカクテル
世界最高峰のホスピタリティに加え、滝のある庭園など日本的な趣も湛えた『ザ・リッツ・カールトン京都 ザ・バー』。宿泊客だけでなく、京都を訪れる国内外のバーホッパーが足を向ける名バーだ。
マネージャーの浅野陽亮氏は「バーは人とのつながりやぬくもりを感じられる場所。だからこそ、このバーでは飲む人が寛ぎや幸福感に浸れるカクテルをお出ししたい」と話す。
そんな浅野氏が生みだし、「バカルディレガシーカクテルコンペティション2020日本大会」で1位に輝いた「アリビオ」はスペイン語でやすらぎの意味。「フレッシュなバナナが入っているので、トロリとしてゆっくり口の中を流れるカクテルです。どちらかというと、食後に味わっていただきたい一杯でしょうか。やわらかな味わいでほっと心を和ませ、ご自身のこれまでや、心の声を聞く時間にしていただければ」
カクテルは、ゼロから発想して作るよりも、クラシックカクテルをツイストすることが多いそう。「アリビオ」は、「ラストワード」からインスピレーションを受けてジンをラムに変え、甘みやトロミを加えながら完成まで試行錯誤した作品だ。
海外からのゲストも多いから、カクテルでも京都を体感してほしいと、シグネチャーカクテルには、煎茶や日本酒、柚子など京都の素材も用いる。「一期一会とはいえ、バーテンダーはお客様とやりとりして心を通わせる仕事。たわいのないお話のなかから好みをすくいとり、即興でカクテルをお作りするのも楽しいひとときです」と、カクテルでつながる縁を大切にしたいと言う。
ザ・バーザ・リッツ・カールトン京都/THE BAR The Ritz-Carlton, Kyoto
住所:京都府京都市中京区鴨川二条大橋畔
TEL:075-746-5555
営業時間:17:00〜L.O.23:00
定休日:日・月曜
座席数:50席(カウンター7席)
料金:カクテル ¥2,404〜、チャージなし