食に対して尋常ではない情熱を傾ける、秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が厳選したとっておきの店を紹介する、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2022」。メディア初登場! 取材を受けない会員制や紹介制、1日1組限定、特別な隠れ家など知られざるレストランの世界へご案内。【Part1:秘密の店】
小山薫堂「すごいワインをさり気なく出してくれる。しかも値段が高くない」
オーナーはかつて都内で超高級ワインバーを4軒手がけ、オリジナルワインを造るために渡米した武居征吾氏。現地で開業したレストランは10年連続でサンフランシスコのミシュラン一つ星を獲得したが、コロナにより帰国。2021年3月に『La Chouette』をオープンさせた。
秋 『ラ シュエット』って昔、西麻布にあったワインバーでしょう? オーナーは銀座にもお店を出してましたよね。
見 そうそう。銀座の店は『ル・コフレ』という名前でした。オーナーの武居さんはずっとサンフランシスコにいたんだけど、また帰ってきてこのお店を始めたんだよね。僕も何回か行きました。
小 武居さんは超がつくほどのワインコレクターで、すごいワインをこれ見よがしでなく、普通に出してくれます。この前も白をお願いしたら、あの「スクリーミングイーグル」のソーヴィニヨンブランでした。
見 そうなんだ。僕は飲んだことないけど、美味しい?
小 はい。めっちゃ美味しいと思ってその場でネットで調べてみたら1本78万円で出ていて、今日はいくらになるんだろう? って不安になりましたけど、結局そんなに高くなかったのも驚きでしたね。
見 ソーヴィニヨンブランで78万円?
小 「スクリーミングイーグル」の白は数が少なくて、すごく値段が上がっているらしいんですよ。赤より高いそう。でも、この日は他にも何種類かワインを飲んで、ふたりで10万円ちょっとでした。
見 ワイン好きは皆、ここはリーズナブルだと言います。
秋 昔いい時にワインを買っておいたからでしょう?
小 「スクリーミングイーグル」に関しては、武居さんはリリースされた当時のアロケーションを持っているんだそうです。料理は奥様が作っていて、例えば「和牛すね肉の煮込み」とか、最近の若いシェフが作るような感じではない、安定感のある家庭的なフレンチが楽しめます。落ち着いていて、大人が使うには快適なお店です。
ラ シュエット
住所:東京都港区
TEL:非公開
営業時間:非公開
定休日:非公開
料金:コース¥18,000〜
【ゲーテイスト2022】※6月24日までに全公開!
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